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オーストラリア製快眠マットレス、日本で人気の秘密はどこにある?

2019年08月08日 06時00分更新

文● 吉田由紀子(ダイヤモンド・オンライン

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10万円以上の製品も珍しくない高級マットレス業界にあって、7万円台から購入できる、オーストラリア製「コアラマットレス」が人気だ。性能はもちろん、価格設定や「120日間試用期間」も好評の秘訣のようだ。

オーストラリア製の
マットレスが人気に

オーストラリア製のコアラマットレス
品質はもちろん、価格の安さや「120日間の試用期間」といった販売戦略もウケているようだ

 寝苦しい夜が続く毎日、皆さんはどう過ごしているだろうか。就寝時にエアコンをつける方は多いと思う。この場合、すっきり目覚めるために、翌朝もタイマーでエアコンをセットにしておくのが効果的だ。

 最近は、真夏の快眠を助けるグッズがいろいろ登場している。例えば、寝汗をかいてもすぐに乾く新素材のパジャマやシーツ。適度に体を冷やしてくれる冷感シート。中でも、快眠と関係が深いのが、マットレスである。高級マットレスのテレビCMをご覧になった方も多いだろう。なぜ、高級マットレスで寝ると快眠できるのか。

 その理由は、体のラインにフィットする素材を使用している点にある。就寝時に姿勢が崩れて目覚めてしまうことがないように、素材や構造が工夫されているのだ。しかし、難点は値段の高さ。大半は10万円以上、中には100万円を超す製品もある。

 そんなマットレス業界で、いま売り上げを伸ばしているブランドがある。「コアラマットレス」、名前の通り、オーストラリア製である。2017年に日本で販売を開始して、翌年10月から12月の売り上げが、前年同期比220%にまで伸びている。

 多彩な国産マットレスがある中、なぜ海外製品が売り上げを伸ばしているのか。その理由をKoala Sleep Japan株式会社PRマネージャー・恵古涼夏さんに取材した。

低反発と高反発の素材を2層にすることで、就寝時の姿勢を崩すことなく、快眠できるという

「まずは寝心地の良さです。コアラマットレスは、弊社が開発した“クラウドセル”というウレタンフォームを使っています。これは低反発素材と高反発ウレタンをブレンドして生成した素材です。独自の配合により、包み込まれるような寝心地を実現し、ほどよい反発力も出るように工夫しました。その結果、マットの上で飛び跳ねても響かない、高い振動吸収力を実現できたのです。寝返りを打ったり、立ち上がったりする時の振動が隣の人に伝わることがありません。お子様やパートナー、ペットと添い寝しても朝までぐっすり快眠できます」(恵古さん、以下同)

低価格と「試用期間」が
試しやすさに

 同社は昨年、使用効果の調査を行った。日本の都市部に住む25歳から54歳の男女1000人を対象に、「コアラマットレスを1年間使用した人」と「使用してない人」にカテゴリー分けして調べた。その結果、使用した人の61.3%が、よく眠れるようになったと回答。使用してない層は20%に留まった。また、翌朝の疲労回復度も格段によくなったというデータが出ている。

「カバーにはユーカリが原料の繊維『テンセル』を使用しています。肌触りが良く、耐久性に優れています。取り外して自宅で洗濯ができますので、いつも清潔な状態を保てます」

 人気のもう1つの理由は価格。シングルサイズが7万円、セミダブルが8万円と、従来の高級マットレスに比べて割安である。

「欧米各国では、オンラインでマットレスを注文し、自宅で試してから購入を決めるのが当たり前になっています。しかし日本では、こういう購入方法はありませんでした。弊社はオンライン直販を行っており、店舗を持っていません。ですので、店舗の運営コストや人件費を削減でき、リーズナブルな価格でご提供できるのです」

 120日間の試用期間が設定されており、商品が気に入らない場合は返品できる。その際は、自宅までスタッフが引き取りに来るので、 再梱包や配送をする必要はない。また、マットレスにはすべて10年保証がついており、万が一、2.5cm以上のヘタリができてしまった場合には、新品のマットレスと交換できる。

 ちなみに、コアラマットレスは、WWF(世界自然保護基金)と提携しており、売り上げの一部をコアラの保護に活用している。

 日本人の平均睡眠時間は、7時間22分。この数字は、OECDに加盟する36ヵ国中、最下位である(2018年統計より)。厚生労働省の調査では、40代の半数近くは6時間未満と回答。眠っても疲労感が残ると答えた人も、30代から50代で3割を占めている。今や日本人の短時間睡眠は深刻な社会問題だと言っても過言ではない。

 人は睡眠中に成長ホルモンが分泌される。それによって疲労を回復したり、細胞を修復している。睡眠時間が短くなると、十分に分泌されなくなるため老化が進んでしまう。その結果、重大な病気につながる可能性もある。

 夏は特に睡眠時間が短くなる季節。ちょっとした生活の工夫で、快眠を心がけてみてほしい。

(吉田由紀子/5時から作家塾(R))


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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