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植物肉のインポッシブルバーガー、全米のバーガーキングで販売へ

2019年08月02日 11時42分更新

文● Charlotte Jee

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米国食品医薬品局(FDA)は、インポッシブル・フーズ(Impossible Foods)のハンバーグに含まれる重要な原材料を承認した。これにより、消費者は植物由来の「インポッシブル・バーガー」を直接購入できるようになる。

大豆レグヘモグロビンは、タンパク質ベースの色素添加物で、インポッシブル・バーガーを血のしたたるような本物の肉っぽくする「魔法」の原材料だ。FDAはこの大豆レグヘモグロビンの安全性を認めたと、ロイター通信が報じた。インポッシブル・フーズは、「厳選された小売店」で9月からインポッシブル・バーガーの販売を開始すると話している。

大豆レグヘモグロビン、別名「ヘム」は、大豆の根粒の中に含まれており、赤血球の中にある鉄含有タンパク質であるヘモグロビンによく似ている。インポッシブル・フーズは、遺伝子工学を使ってヘムの体積を増やして生産する。

バーガー好きにはさらにうれしいお知らせだ。米国に住んでいるなら、8月8日には、7200店舗のバーガーキング全店で「インポッシブル・ワッパー(ワッパーはバーガーキングの商品名)」を注文できる。バーガーキングは今年に入ってから、植物由来のパティを使っている競合社のホワイト・キャッスル(White Castle)に続いて、インポッシブル・ワッパーをセントルイスで試験販売したところ、来店客数が18%以上増えたとテッククランチ(TechCrunch )が報じている。バーガーキングが全米への展開を切望しているのは当然だろう。

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