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エデュケーション@プログラミング+ 第18回

車・バイクとスマホを楽しく安全にするアプリを募集。福岡、東京でハッカソンも!!

賞金総額100万円! 「SDLアプリコンテスト2019」開催

2019年06月29日 09時00分更新

文● ASCII.jp

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 クルマやバイクとスマートフォンを連携させ、スマホアプリからカーナビ(車載機)を操作できる、オープンソースの国際標準規格SDL(SmartDeviceLink:スマートデバイスリンク)。SDLアプリコンテスト実行委員会(事務局:角川アスキー総合研究所)は、SDLに対応する様々なアプリを募集する、「スマートフォンとクルマをなかよくする SDLアプリコンテスト2019」の開催を発表した。

前回はバイク写真を撮ってもらえるアプリがグランプリ

 「SDLアプリコンテスト」は多くの開発者にSDLアプリの開発に接してもらうことを目的に開催され、今回が2回目。2019年3月に最終審査会が行われた第1回「クルマとスマホがつながる SDLアプリコンテスト」では、運転しながら後部座席の子どもをモニタリングできるアプリや、保険会社がつくった事故サポートアプリなど、バラエティーに富む入賞10作品の中から、バイクを運転している姿を他人に撮ってもらうためのアプリ「Instaride」がグランプリに選ばれた。

 今回も前回同様に、四輪と二輪の両方を対象に、SDLに対応する様々なアプリ(Android、iOSアプリ)を募集。年齢、性別、国籍等は不問で、個人・チームどちらでも応募可能となっている。応募の受け付けは7月上旬から10月31日まで。エンタメアプリやドライブを楽しむためのアプリ、業務用アプリなど実用性の高いものから、想像もつかないユニークなアイデアまで、幅広いアプリの応募が期待されている。

第1回SDLアプリコンテストの最終審査会。グランプリと特別賞5作品が選出された

グランプリとなったアプリ「Instaride」を制作したチームInstarideには、賞金50万円と、副賞としてヤマハ発動機電動スクーター「E-Vino」が贈呈された

既存アプリの移植でも応募が可能

 「SDLアプリコンテスト2019」はSDLの普及を目的としたSDLコンソーシアム日本分科会の協力で実施されている。SDLコンソーシアム日本分科会は、自動車メーカー10社(トヨタ自動車、日産自動車、マツダ、SUBARU、ダイハツ工業、三菱自動車工業、スズキ、ヤマハ発動機、川崎重工業、いすゞ自動車)ほかで構成されている。

 前回はグランプリの副賞として、ヤマハ発動機の電動スクーター「E-Vino」が贈呈された。今年の副賞はまだ発表されていないが、前回同様、グランプリには賞金50万円と副賞、特別賞5作品には賞金10万円、総額100万円の贈呈が予定されている。

 プレゼンシートと動作解説動画があれば、新規開発だけでなく、既存アプリの移植でも応募することができる。また今後、九州や東京、大阪でハッカソン、大学や高専などで説明会が予定されている。

7月13~14日に福岡、27~28日に東京でハッカソン開催! 賞金10万円!!

 九州でのハッカソンは「【総額100万円】SDLアプリコンテスト2019に応募しようぜハッカソン@福岡」と題し、7月13日(土)、14日(日)の2日間、九州産業大学で開催される。

 そして東京では「【総額100万円】SDLアプリコンテスト2019に応募しようぜハッカソン@東京」が、7月27日(土)、28日(日)の2日間、東洋大学赤羽台キャンパスで開催される。

 第1回の受賞作品は、その多くがハッカソンでうまれたもので、今回もここからの受賞が期待される。ハッカソン自体でも総額10万円の賞金が用意されるほか、SDLコンソーシアム日本分科会に参加する自動車メーカー担当者も複数来場するので、SDLアプリコンテストの応募にむけて、ぜひご参加いただきたい。


 なおSDLに関するより詳しい情報は、以下のSDLコンソーシアム公式サイトを参照してほしい。

 SDLコンソーシアム公式サイトhttps://smartdevicelink.com/


「クルマとスマホをなかよくする SDLアプリコンテスト2019」概要

■コンテスト名:クルマとスマホをなかよくする SDLアプリコンテスト2019
■主催:SDLアプリコンテスト実行委員会(事務局:角川アスキー総合研究所)
■協力:SDLコンソーシアム日本分科会、株式会社ナビタイムジャパン
■後援(予定):独立行政法人国立高等専門学校機構、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会ほか
■募集期間:2019年7月上旬~10月31日(木)24:00
■募集内容:エミュレーターか開発キット上で開発したSDL対応アプリ(既存アプリの移植、新規開発)
■募集対象:年齢、性別、国籍等不問。個人・チームどちらでも応募可
■応募方法:プレゼンシートと動作解説動画をWebフォームで応募
■審査:審査員が新規性、UX・デザイン、実装の巧みさ等で評価
■最終審査会:2019年11月22日(金)
■審査員(敬称略):暦本純一(東京大学情報学環教授)、川田十夢(AR三兄弟長男)、他
■グランプリ:賞金50万円+副賞
■特別賞(5作品):賞金各10万円
■公式サイト:http://sdl-contest.com/

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