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CPUはCore i7-9900KF、OSレスモデルも選択可能

しっかり配慮されたエアフロ―で安心&静音、RTX 2070搭載ゲーミングPC

2019年06月14日 15時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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SR-ii9-8860H/S7/GP

 ゲーミングパソコンを選択する際、まず誰しも注目するのがCPUやGPU、それにストレージなどのスペックではないだろうか。パソコンに明るいユーザーであれば、このスペックを見ただけでゲームがどの程度快適にプレーできるか推察できるはずだ。しかし、そういったスペックから分からないのが、静音性やケース内のエアフローといった冷却面である。

 そこで、本稿ではセブンアールが展開するパソコンショップ SEVENのゲーミングパソコン「SR-ii9-8860H/S7/GP」を取り上げ、そういった実際に使ってみないとわからないスペックに関して、詳しく見ていきたい。

通気と吸気をしっかり確保したケース
CPUファンには簡易水冷ユニットを搭載

 まずは、SR-ii9-8860H/S7/GPの外観から見ていこう。本機では、ケースにThermaltake製「Versa H26 Black」を採用。その名のとおり、外観は黒一色で、左側面は全面をアクリルパネルなのでケース内部を簡単に確認できるようになっているほか、内部のLEDがアクリルパネルを通して映えるデザインとなっている。

SR-ii9-8860H/S7/GPの左側面。全面にアクリルパネルを採用しているため、内部の様子がかなりハッキリみえる

サイドパネルを外したところ。アクリルパネルを外しただけなので、パネルの有無であまり見た目が変わらない

 前面と天板にはハニカム構造のメッシュを採用し、通気性の向上を図っているほか、底面の電源ユニットが配置されている箇所には防塵フィルターを介した吸気孔を用意。また、前面と背面には120mm角相当のファンを1基ずつ搭載。前面はLEDが埋め込まれて、動作時は青色に点灯し、メッシュをとおして漏れるその光はなかなかスタイリッシュだ。なお、前面のファンが吸気、背面が排気となっており、エアフローは前方から後方へ流れる仕組みだ。

前面と天板にメッシュを配し、かなり吸気に配慮している印象だ

 さて、サイドパネルを外して内部を確認すると、かなり広々と空間が確保されており、パーツのアップグレードなどの作業がしやすいほか、この空間を活かしてエアフローがしっかりと流れるようになっている。とくに、Versa H26 Blackは電源カバーを搭載している点が特徴的で、各種電源ケーブルをマザーボードの裏側に通すことで、ケーブルがエアフローを阻害することがまったくないというわけだ。さらに、電源ユニットはダクトように隔てられており、電源ユニット自体のエアフローが独自に流れるような仕組みなっている点も好評価だ。

 さて、CPUファンにはCOOLERMASTER製簡易水冷ユニットである「MASTERLIQUID MLI20L RGB」を採用。高い静音性と冷却性能が期待できるほか、液冷ヘッドとファンにはRGB対応のLEDが用意されており、動作中はアクリルパネルを介して点灯の様子を確認することが可能だ。水冷ユニットを用いた場合、空冷ファンに比べてメモリモジュールやマザーボードの電源部といったCPU以外の周辺のデバイスの冷却が不足しがちになるが、SR-ii9-8860H/S7/GPでは、Versa H26 Blackのしっかりしたエアフローにその心配はまったくない。

CPUの周辺部。簡易液冷クーラーを用いているが、ラジエータは2基のファンで挟み込むような構成となっている

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