価値向上の原動力がLumada
東原社長兼CEOは「2021 中期経営計画では、社会イノベーション事業でのグローバルリーダーを目指す」とし、「イノベーションを起こしたいと思ったとき、日立を想起してもらうポジションになることだ」とした。
また「社会価値」「環境価値」「経済価値」を追求する会社になる、という姿勢も示し、それによって、人々のQoL(Quality of Life)の向上、顧客企業の価値の向上を図ることを掲げた。
その原動力になるのがLumadaということになる。
日立は、新たなスローガンとして、「Hitachi Social Innovation is POWERING GOOD(世界を輝かせよう)」を掲げた。
「これを合言葉としてQoLの向上や、持続可能な社会の実現など、世界の人々が求めているものを、全力を尽くして実現する」と語る。そして「世界を、お客様と一緒に輝かせていきたい」とする。
Lumadaは、Illuminate(照らす、輝かせる)とDataを組み合わせた造語であり、データを照らすことで社会課題の解決を図ることになる。そのLumadaによるソリューションが、スローガンで掲げた「POWERING GOOD」を実現することになる。
データを照らすと、世界が輝くことになる。
この連載の記事
-
第606回
ビジネス
テプラは販売減、でもチャンスはピンチの中にこそある、キングジム新社長 -
第605回
ビジネス
10周年を迎えたVAIO、この数年に直面した「負のスパイラル」とは? -
第604回
ビジネス
秋葉原の専門店からBTO業界の雄に、サードウェーブこの先の伸びしろは? -
第603回
ビジネス
日本マイクロソフトが掲げた3大目標、そして隠されたもう一つの目標とは? -
第602回
ビジネス
ボッシュに全株式売却後の日立「白くまくん」 -
第601回
ビジネス
シャープらしい経営とは何か、そしてそれは成果につながるものなのか -
第600回
ビジネス
個人主義/利益偏重の時代だから問う「正直者の人生」、日立創業者・小平浪平氏のことば -
第599回
ビジネス
リコーと東芝テックによる合弁会社“エトリア”始動、複合機市場の将来は? -
第598回
ビジネス
GPT-4超え性能を実現した国内スタートアップELYZA、投資額の多寡ではなくチャレンジする姿勢こそ大事 -
第597回
ビジネス
危機感のなさを嘆くパナソニック楠見グループCEO、典型的な大企業病なのか? -
第596回
ビジネス
孫正義が“超AI”に言及、NVIDIAやOpen AIは逃した魚、しかし「準備運動は整った」 - この連載の一覧へ