日本HPは、建築/建設/製造業向けのテクニカル大判プリンター「HP DesignJet」シリーズのラインアップを刷新し、「HP PageWide」シリーズに新たにエントリー機を追加することを発表した。
HP DesignJetシリーズは、起動時にBIOSの整合性を確認し、安全な起動を可能にする「HP Secure Boot」や、独自に認証したファームウェアのみを実行する「ホワイトリスティング」、および暗号化のTPM機能により、セキュリティー性を高めたモデル。
また、ワンクリックでPDFや対象ファイルがプリント可能な「HP Click」や、スマートフォンやタブレットからリモートでプリンターを操作できる「HP Smart」など、豊富なアプリケーションを無償で提供する。
「HP DesignJet T125」シリーズと「HP DesignJetT530」シリーズは、限られたオフィススペースでの設置に柔軟に対応可能なコンパクトサイズのプリンターとのこと。価格を抑え、導入しやすい手軽なプリント環境を提供するとしている。
A4またはA3カット紙を50枚までセットできるマルチシートトレイを備え、高品質の図面をロール紙からカット紙までシームレスにプリント可能。HP Bright Office インクで高品質のプリントができ、シャープな線と正確なディティール、顔料インクにはない鮮やかな発色により、図面用途として十分な耐退色性を実現するとしている。
価格は以下の通り。発売日は6月6日。
- HP DesignJet T125 A1モデル:直販価格17万640円
- HP DesignJet T530 A1モデル:直販価格21万3840円
- HP DesignJet T530 A0モデル:希望小売価格30万240円
「HP DesignJet T1600」シリーズと「HP DesignJet T2600 MFP」シリーズは、強化されたデータ処理能力およびAdobe PDF Print Engine(PSモデルに搭載)による高速プリント、新しいカッターユニットとインテグレーテッドスタッカーによる高い生産性と利便性を実現するミッドレンジの製品とのこと。
直感的に操作できるスマートインターフェースと15.6インチの大画面コントローラーを新たに搭載し、使いやすさを向上。またデータ処理からプリントカットまでのプロセスを改善してA1サイズで180枚/時までプリント速度を向上させているとのこと。
プリント後、A4からA0まで最大100枚までページ順にスタック可能なインテグレーテッドスタッカーを搭載、プリント後のページ順の並び替えの手間を削減するとしている。HP DesignJet T2600 MFPは背景除去やゆがみ補正などの編集機能も搭載する。
価格は以下の通り。発売日は6月6日。
- HP DesignJet T1600 HDD:46万6560円
- HP DesignJet T1600 PS HDD:57万240円
- HP DesignJet T1600 dr:64万5840円
- HP DesignJet T1600 dr PS HDD:73万2240円
- HP DesignJet T2600 dr PS MFP HDD: 107万7840円
「HP DesignJet XL 3600 MFP」はHP DesignJetシリーズでは初めてドロワー式の給紙に対応したカラーA0複合機。消費電力が少なくウォームアップ時間も短いため 1枚目のプリントまでの時間を短縮し、業務効率を向上させるとのこと。静音設計で動作音は最大42db。
旧モデルよりコンパクトで設置面積が30%少なくなっているとのこと。プリント後、A4からA0まで最大100枚までページ順にスタックすることが可能。
価格は以下の通り。発売日は6月6日。
- HP DesignJet XL3600 dr MFP:155万5200円
- HP DesignJet XL3600 dr MFP PS:171万7200円
「HP PageWide」シリーズのエントリーモデルとなる「HP PageWide XL 3900 MFP」は、モノクロLEDプリンターとカラーインクジェットの2つのプリンター業務を1台に集約し、ランニングコスト、スペースコストを削減するとのこと。また、「HP PageWide XL 4000」の後継機でスピードが向上したA0サイズ対応の「HP PageWide XL 4100」もラインアップに追加される。
価格は以下の通り。発売日は7月下旬。
- HP PageWide XL3900 MFP:518万4400円
- HP PageWide XL4100:550万8000円
- HP PageWide XL4100 MFP:572万4000円