COMPUTEX TAIPEI 2019に合わせてGIGABYTEが台北で独自の展示会を実施した。ここでは、その展示会で見た液晶ディスプレーと水冷クーラーの新製品を紹介しよう。
FPSゲーム向けの液晶ディスプレー
「KD25F」
「KD25F」は、応答速度0.5msと240Hzの高リフレッシュレートを誇る24.5インチのフルHD液晶ディスプレーだ。
高速描画かつ低遅延でありながら8bitの発色数を実現、つまり1677万色のフルカラーで発色できる。同じ1677万色でも、安価な6ビット駆動の液晶パネルは人間の目の残像効果を利用して見かけ上の発色数を増やす疑似フルカラーであるため、それらに比べて「KD25F」は階調表現力に優れている。
ゲームに特化した補助機能が充実しているもの特徴だ。画面の暗い部分を明るくして視認性を上げる「ブラックイコライザー」、画面に照準を表示する「クロスヘア」、発砲時のモーションブラー(振れ)や閃光を軽減する「エイムスタビライザー」など、ゲームの勝敗や難易度に関わる部分が強化されている。
また、アクティブノイズキャンセリング機能を内蔵しているため、オンラインのチームメンバーと会話する際、自分の声をクリアーな音質で相手に伝えられる。
そのほか、画面同期技術のFreeSyncおよびG-SYNC Compatibleに対応、出力はHDMI 2.0×2とDisplayport 1.2×1となる。7月上旬発売予定で価格は未定。
MOBAゲーム向けの湾曲液晶ディスプレー
「CV27Q」
「CV27Q」は、リフレッシュレート165Hzに対応する27インチのQHD(2560×1440ドット)湾曲液晶ディスプレーだ。
湾曲ディスプレーは曲率1800R(半径1800mmの円弧)の製品が多い中、「CV27Q」は1500Rとややキツめのカーブがかかっている。これは人間の視野角に近づけ没入感を高めるためだという。
前述の「KD25F」と同様の補助機能を搭載しているが、画面の暗い部分を明るくして視認性を上げる「ブラックイコライザー」は、「ブラックイコライザー 2.0」に進化している。明るい部分の白飛びをより軽減し、自然な色合いのまま暗部だけを明るくするようにアルゴリズムが改良されている。
発売は2019年の第4四半期で価格は未定。フルHD解像度の「CV27F」も同時期に投入する予定だ。
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