MacBook Proに対抗
NVIDIA、クリエイター向けのノートPCプラットフォームStudio発表
2019年05月28日 10時00分更新
NVIDIAは27日、COMPUTEX TAIPEI 2019に合わせて開催された基調講演で、クリエイターの能力と信頼性を大幅に向上させるためのプラットフォーム、NVIDIA Studioを発表。同時にStudioノートに認定されたPCを公開した。
Studioノートには、Quadro RTX 5000、4000、3000およびGeForce RTX 2080、2070、2060のいずれかが搭載されている。このGPUに、専用のSDKとドライバーを組み合わせ、厳しいテストに合格した製品だけがStudioノートと認められる。
これにより、デスクトップクラスの性能を必要とするリアルタイムレイトレーシング、AI処理ならびに高解像度ビデオの編集がノートPCでできるようになる。
Studio SDKを導入すると、レンダリング、ビデオの編集と処理、2Dベクターアニメーションなどが高速化する。また、CUDA-X AIプラットフォームを利用することにより、画像のアップスケールや写真のタグ付あるいはビデオのカラーマッチングといった時間のかかる、繰り返しの作業をAIを使って自動化できるようになる。
最新のStudioドライバーは、Autodesk Maya 2019やAutodesk 3dsMax 2020、Blackmagic Design DaVinci Resolve 16、Daz3D Daz Studioなどの主要なクリエイティブアプリケーションに対応している。
Studioノートは、Acer、ASUS、Dell、GIGABYTE、HP、MSI、Razerから6月に発売される予定だ。価格は1599ドルから。
会場に展示されていたStudioノート
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