3月21日頃から、「Googleマップの品質が落ちた」という指摘が相次いだ。道の形が違う、バス停がない、あるはずのない湖が出現した……。
地図品質の劣化の原因と指摘されたのは、3月6日に公開されていたGoogle Japan 公式ブログの以下の記事だ。
地図データが、「グーグルによって作られたデータをベースにしたもの」へと変わったことが、大きな混乱の元になっている。
では、その時なにが起こっていたのか? グーグルはなぜデータの変更を決めたのか? グーグル GEO 関連製品担当 バイスプレジデントのデイン・グラスゴー氏を直撃した。
レポートは2回に分け、「なぜGoogleマップの地図は変えなければいけなかったのか」「Googleマップの変化でなにが起きるのか」をそれぞれ解説していきたい。
今回は前半、「なにが起こったか」を解説していく。