世界シェア4位争いのVivo
深センの巨大ショールームを訪問
スマートフォン販売台数でOPPOやシャオミと4位争いをしているVivo。日本に進出していないメーカーですが、中国はもちろん新興国を中心に人気を集めています。そのVivoが中国の深センに巨大なショールームをオープンさせたので突撃してみました。
深センといえばスマートフォン関連の店が多く集まる電脳街「華強北」が有名です。華強北にはOPPOのフラッグシップストアやファーウェイの大型店舗、そのサブブランドHonorの実店舗なども店を構えます。
一方、Vivoが大型ショールームをオープンしたのは華強北よりかなり西側、海上世界というエリア。ここは「蛇口」エリアにあり、フェリーの国境のすぐそば。また香港と中国を結ぶ国境バスの通る「深セン湾」からも近いところです。グルメの店などもある観光地として有名です。
Vivoのショールームの正式名称は「Vivo Lab概念店」。新製品の展示だけではなく、新しいサービスや機能を消費者に体験してもらえる場所になっているのです。営業時間は平日が10~21時、ただし火曜日は14~21時、土日が10~22時。深セン地下鉄2号線の「海上世界」駅からすぐです。
最新モデルをすぐに試すことができるのもいいところ。華強北にもVivoのお店はいくつかありますが、最新製品はデモ機の数が少ないこともあり、ゆっくりいじれないこともあります。しかし、ここならソファーに座って思う存分試せるのです。訪問した日も筆者はカメラがポップアップ式ながら普及価格帯の新製品「S1」を30分ほど触りまくってきました。
1階のスペースの1/3ほどはVivoのキャラクターグッズが販売されています。男の子の「小V」、うさぎの女の子の「ZOEY」、ペンギンの「DD」そして「JEEK」。あまり知られていないキャラクターですが、かわいらしいのでお土産に買うのもいいかも。
さて2階に上がるとそこでも小Vが出迎えてくれます。2階は体験スペースになっていますが、Vivoのスマートフォンと言えばカメラ機能が売りであるため、カメラを使ったさまざまな体験スペースが用意されています。
2階に上がると最初にVivoのスマートフォンを貸してもらえます。しかもフロントカメラをONにして「自撮りを楽しんでください」と言われます。中国人は自撮り好きとはいいますが、暗い室内でも自撮りが楽しめるのがVivoのスマートフォン、ということを体験してほしいのでしょう。
2階には人の動きに合わせて光が動くオブジェなどがおかれており、そこの前で動いたり自撮りをすることができます。今となっては特別珍しいものではないですが、中国のスマートフォンメーカーもこんな新しい取り組みを試すような時代になっているというわけです。
Vivoのスマートフォンを使ったカメラの撮影体験ゾーンもいくつか用意されています。筆者が気に入ったのは大昔から今、そしてVivoのスマートフォンまで、カメラの歴史をたどりながら、写真の写り具合の差を体験できるコーナー。ソフトウェアで昔のカメラらしい映像処理を行い、比較を見ることができます。なお、でき上がった写真はQRコードでWeChat経由でダウンロードします。
1階と2階、全部回っても1時間あれば十分でしょう。深センを訪れたときは、食事がてら海上世界に足を延ばし、このVivoのショールームにも立ち寄ってはいかがでしょうか?
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