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3万円台でIPS&144Hzの注目コスパ液晶「VG271Pbmiipx」を実機でチェック

2019年05月21日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトラショータ

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 「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」や「Apex Legends」といった、現在流行りのTPSやFPSゲームタイトルにおいて、他人より有利に立ち回りたいのであれば、液晶ディスプレーのリフレッシュレートは重要だ。リフレッシュレート144Hzに対応した液晶ディスプレーであれば、秒間144フレームの表示が可能であり、60Hzまでしか対応していないものと比べて、実に84フレームも多く描画できる。なめらかな画面描画により、シビアなフレームでの争いでも有利になれるため、ゲーミング向けを謳うディスプレーの多くが高リフレッシュレートサポートを果たしているわけだ。

 日本エイサーの「VG271Pbmiipx」も同様の製品で、27型ワイドの液晶パネルはリフレッシュレート144Hzの対応を実現しながらも、3万円台というコストパフォーマンスに優れた価格設定が魅力的なモデルである。では、このVG271Pbmiipxがどのような特徴を備えているのかを詳しく見ていきたい。

144Hzに対応したIPS液晶パネルを採用
非公認ながらもG-Syncも利用可能

日本エイサーの「VG271Pbmiipx」。実売価格は3万7000円前後

 まず外観から紹介していくと、全体はブラックで統一した落ち着いた印象ながらも、台座に配された赤色がアクセントとなったデザインだ。27型ワイドの液晶パネルは、光沢のないノングレアタイプのものを採用し、解像度はフルHD(1920×1080ドット)まで対応する。なお、駆動方式には視野角による色ムラが少ないIPSを採用している。IPS方式の液晶ディスプレーで、リフレッシュレート144Hzに対応した製品はそれほど多くなく、実はこのVG271Pbmiipxの存在意義はかなり大きい。

高さは変更できないものの、上に5度、下に20度のチルト調節が可能で、自分に合わせた画面の調整は容易だ
細身のモニタスタンドではあるが、強度はもちろんのこと、安定感は良好だ

 応答速度は「Visual Response Boost」という技術により1msの高速化を実現。一瞬で勝負が決まることが多いFPSなどでは非常に魅力的なスペックを誇っている。また、輝度は400cd/㎡と比較的明るめで、動画再生などでの利用でも非常にクッキリした映像を楽しむことができる。さらに、黒色を持ち上げるBlack Boostテクノロジーが搭載されており、暗い場面での視認性も上々だ。明暗の差が激しい洞窟や室内、夜といった特定のゲームシーンでも、かなり快適にプレイ可能となっている。

 さらにVG271Pbmiipxは、AMDのディスプレイ同期技術である「FreeSync」をサポートする。Radeonシリーズのグラフィックスカードを利用しているのであれば、接続するだけで簡単にFreeSyncが利用でき、一瞬だけ画面が分断したような表示になるテアリングや、画面がカクつくスタッターを抑えることが可能だ。また、NVIDIAの「GeForce」シリーズのカードを利用している場合でも、「GeForce 417.71 Driver」以降のグラフィックスドライバーを用いることで、非公認ながらも「G-SYNC Compatible Monitors」としてG-Syncが利用できる。この点は、かなり関心を持つユーザーも多いのではないだろうか。

実際にGeForce GTX 1650搭載PCに接続してみると、VG271PbmiipxでG-Syncの互換性を有効化できた

 入出力インターフェースについても確認しておこう。VG271Pbmiipxは、背面にHDMI 2.0を2つ、DisplayPort 1.2を1つの計3系統を装備。これらすべての映像入力端子でリフレッシュレート144Hzをサポートしているほか、前述のFreeSyncは、DisplayPortだけでなくHDMIポートでも利用可能だ。また、DisplayPortとHDMIを同時に使用することで、ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)やピクチャー・バイ・ピクチャー(PBP)といった2画面同時表示機能にも対応している。なお、HDMIを利用した場合に限るが、HDR(DisplayHDR 400)にも対応しており、PCやPlayStation 4などを接続し、HDRを有効化したキレイな画面でゲームをプレイすることも可能だ。

背面に用意されたインターフェース。左から順にHDMI 2.0×2、DisplayPort 1.2×1、音声入力端子という構成だ

 そのほか、ブルーライト低減機能である「BlueLightShield」、画面の細かいチラつきを抑える「Flickerless」、画面の反射を低減する「Acer ComfyView」といった目の疲れを抑える機能が盛りだくさんな点は、長時間ゲームをプレイするユーザーにとってはうれしいところ。このあたりは、液晶ディスプレイを多く手掛ける日本エイサーらしい機能と言える。

右側面の背面に用意されたOSD操作用ボタン。アクセスしやすくスティックボタンが扱いやすく、操作性は上々。なお、なお、一番上は電源ボタンだ

144Hz対応や3系統入力などコスパは抜群
eスポーツ用途では間違いなくオススメ

 以上のように、4万円を切る非常に安価なモデルながらも、IPS方式を採用し、リフレッシュレート144Hzに対応した製品として、VG271Pbmiipxは貴重な存在だ。FreeSyncや3系統の同時入力に対応している点も、VG271Pbmiipxのコストパフォーマンスを高めている。

 強いて残念な点を挙げるとすれば、解像度が1920×1080ドットまでしか対応していない点だろうか。そのため、RPGやレースシムなど高解像度でプレイしたいと考えるユーザーには少し物足りないのは間違いない。しかし、TPSやFPSといった“旬”のゲームを、高フレームレートでプレイしたいという、eスポーツを楽しむといった用途では、このVG271Pbmiipxはお買い得感が高く、オススメしたい1台であることは間違いない。

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