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パパ活で人生を棒に振らないためにリケジョ院生が守りぬく「3つの掟」

2019年05月05日 06時00分更新

文● 藤野ゆり(ダイヤモンド・オンライン

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「パパ活は奨学金です」と断言するリケジョのマイルールとは?
アルバイトと学業の両立が苦しくて脱落者も少なくない理系学生にとって、パパ活は奨学金なのだと語るリカさん。賢い彼女はパパ活で人生を壊さないための掟を死守している(写真はイメージです) Photo:PIXTA

学費のためにパパ活を始めた…という女性は少なくない。稼いでいくうちに本来の目標や目的を見失い、そのままお金に溺れていく女性もいるが、今回話を聞いた有名私大院生であるリカさんは3つのルールをつくって夢をかなえていた。(清談社 藤野ゆり)

月20万くれる「太パパ」は
バツイチの上場企業幹部

「いま固定のパパは3人。1人は月2回会って固定で20万円。月初めに会う際、手渡しでポンともらっています。あとは不定期で会う方が2人。その2人は都度払いで3万~5万円もらっています。全員、大人の関係ありです」

 にこやかにリカさん(24歳)は語る。彼女は今春、都内の私立大学院を卒業したばかりのリケジョ。中学、高校、大学と私立校育ちで、極端にお金に困った経験もないという。そんな彼女が、なぜパパ活に手を出すことになったのか。

「学部卒業後は院進学を希望していたのですが、文系出身の両親からは理解が得られなくて、自分で学費を負担することになってしまったんです。奨学金と両親から借りた金額を合わせると総額で400万円ほど。抱える金額の大きさにがくぜんとしました」

 今までバイトも小遣い程度にしかやってこなかったというリカさんは、お金のために時間の制約を受けることに強いストレスを感じた。研究に時間を割きたい。留学もしたい。限られた時間のなかで学費を捻出する方法を考え、去年の10月、大手のパパ活サイトに初めて登録した。

「パパ活を始めてすぐ、今の月20万円くれる太パパと巡り会えたので運が良かったですね。パパは一部上場企業の幹部で50代です。離婚したとかで、現在は独り身。パパが持病で入院したときはお見舞いにも行きました。お金を払っているから気兼ねなく甘えられるんだと思います」

「パパ活で人生を壊さない」
リカさんが守る3つの掟

 24歳にしては童顔なリカさん。ストンとした黒髪ボブに化粧っ気のない顔はどこかイノセントな印象を与え、洋服や持ち物も年相応。しかしそれもリカさんの計算のうちだ。

「幼く見える方が、パパ受けは良いですね。あとは顔が特別かわいいってほどではないので、私が他の子と違うのは頭ぐらい。たとえば、パパは経営者の方が多いのでニュースは欠かさず勉強していますし、相手の趣味が将棋だったら将棋の勉強をしてお話を盛り上げるよう努力しています。基本的に自分の話は少なめに、相手の話を丁寧に聞くことを心がけてます」

 年齢が若いほどオファーも増えるため、歳を偽ることも少なくない。また、パパと会うときは基本的に偽名で通す、SNSでパパと行った店を不用意に投稿しないなど、リカさんは自分を防衛するすべを知っていた。それは、彼女がパパ活を始める際に自分のなかで決めた“3つのルール”にも表れていた。

 パパ活を始めると、もらえる金額の大きさに金銭感覚が崩れたり、最初は夢や目的を持っていてもパパ活中心の生活になってしまったり、生活レベルの均衡を崩す女子は少なくない。また逢瀬に精神的・肉体的ストレスを感じながらも、生活基盤のなさから年齢を重ねてもパパ活を卒業できないというケースも聞く。

 そんななか、リカさんはパパ活を始めるにあたり、学費をためるという本来の目標を見失わないよう自分のなかで『3つのルール』を設け、現在もそれを忠実に守っている。

「ひとつは、金銭感覚を保つために普段の口座とパパ活用の口座を分けて、パパ活口座のお金には、できるだけ手を出さないこと。2つ目はパパ活の優先度を一番低くすること。学校関係のイベントや友達との予定とかぶってしまったら、絶対にパパ活よりそっちを優先するようにしています。3つ目は少しでもイヤになったらすぐにやめること。精神的な負担を感じながら続けるメリットはないですから」

 口座を分けてパパ活で稼いだ金額は貯金に回し、従来のバイトも細々とながら続け、極端に生活レベルを上げないよう気をつけているという。とはいえ、見知らぬおじさんと肉体関係を持つ事は、精神的負担にはあたらないのだろうか?

学費負担に耐えかね退学する同期も
「パパ活は奨学金なんです」

「わたし大学時代遊びまくってて、いわゆるメンヘラビッチだったんで(笑)、体の関係になることは抵抗ありませんでした。まあ長くて1回30分我慢してるだけなんで、最低でも月1時間我慢して20万もらえるなら余裕って感じです」

 そう言って、リカさんはうふふと照れくさそうに笑った。

 パパ活を始めて、まだ半年。リカさんの貯金は早くも100万円を超えている。さらに、パパ活のおかげで余裕のできた時間を研究に充てられるようになり、成績は向上。結果的に当初懸念していた奨学金も半額ほど返済免除になりそうだとうれしそうに語る。しかし、同期の院生のなかには、学業と学費、生活費の間で苦心し、夢破れる生徒も少なくなかったという。

「同期の男性は、アルバイトで学費と生活費を稼ぐのに必死で、成績も下がってしまって、結局途中で退学していきました。優秀だったのに本当にもったいないです。留学したいとか、博士課程に進みたいとか、向学心を持っている人ほど、お金で苦しむケースが多い気がします」

 平成29年度の「私立大学大学院入学者に係る初年度学生納付金 平均額(定員1人当たり)の調査結果について」によると、大学院の初年度に支払う費用の平均は、入学金21万86円、授業料74万3629円、施設設備費7万2688円の合計102万6403円。仮に修士課程の2年間のみだったとしても、2年間で学費は180万円以上必要な計算となる。

 研究に専念しながら、多額の学費を用意しなくてはいけない現実。アルバイトに追われ、退学していく生徒が多いというのも納得だ。

「パパに聞いたんですけど、パパ活女子は医学部の子が多いらしいですよ。勉強や実習が大変でアルバイトする時間がないから…。私は、学ぶための時間とお金を援助してもらっているから、ある意味、パパ活って奨学金だなって思います」

 デジタル大辞泉で「奨学金」という言葉を引くと、『すぐれた学術研究を助けるため、研究者に与えられる金』と書かれている。“奨学金”によって、念願だった充実した研究生活を送ることができたリカさんは、春から大手広告系企業で社会人となる。もうしばらく“奨学金”ももらう予定だ。

※本連載では、取材に応じていただける「パパ活女子」の方を募集しています。簡単なプロフィールやパパ活に至った背景などをご記入の上、メールでご連絡ください。取材させていただいた方には薄謝を差し上げます。
宛先:seidansha0@gmail.com(送信の際は「@」を半角の「@」に変換してお送りください)

※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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