「VAIO、法人向く。」の現在を探る 第44回
4K解像度で大画面「VAIO Liberta」の魅力に迫る
働き方改革に「電子黒板」がなぜ必要になるのか、ブレストと情報共有を体験してみた
2019年04月26日 09時00分更新
Android OS搭載し、4K解像度のデバイス
VAIO Liberaには、65インチ、75インチ、86インチの3モデルがある。すべてが4K解像度。パソコンの細かな表示も見やすい。Android OSを搭載し、PCを接続することなく単体で動作も可能(ただしAndroid OSが、4Kをサポートしていないためアプリの表示はフルHD相当になる)。HDMI、VGA、Display Portと主要な入力端子を備え、無線による映像転送も可能。わずらわしいケーブルを接続することなくディスプレーに映像を映し出せる。
ホワイトボード機能は「EZWrite」アプリで使用する。指2本でタッチすることでフローティングツールバーが表示され、各種機能をすぐに呼び出せるようになっている。PCなどで映像を表示した画面のキャプチャーも可能で、その画像をファイルとして保存したり、ホワイトボード画面に貼り付けて、直接手書きすることもできる。
このホワイトボードは、複数ユーザーのスマホやパソコンで共有ができる。VAIO Libertaの画面に表示されたQRコードを読み込んだり、URLを打ち込むことで、手元の端末でその内容を参照できるのはもちろん、「InstaQShare」アプリを使ってスマホでも閲覧や書き込みが可能だ。さらに、会議室から離れた場所で、VAIOなどのモバイルノートを使ってビデオ会議に参加している人も、ホワイトボードの内容を閲覧できるので、外出先や自宅、リモートオフィスなどにいる場合も、会議室にいるのと同じ状況を逐次知ることができるのだ。
10人まで同時に書き込めるマルチペンに対応し円滑なコミュニケーションを実現。付属のNFCペンは、バッテリーが不要であるため、わずらわしい管理も必要ない。もちろん画面に直接手で描くことも可能だ。面白いのは、黒板消しのように、平たいもので触れれば、消しゴムとして認識される点だ。つまり、指先で触れればペン、手のひら全体で触れれば消しゴムという感じで直感的に利用できる。
実際に使ってみると、二本指のタッチでメニューが表示……など、いくつか簡単なポイントさえつかめば、あとはマニュアルなしで、どんどん操作を覚えられた。
この連載の記事
-
第56回
ビジネス
Windows Embedded Standard 7の延長サポート終了迫る。対策は万全? -
第55回
デジタル
パスワードは限界、テレワークにも効く生体認証「EVE MA」をVAIOと使う -
第54回
デジタル
テレワークのセキュリティ対策で関心度上昇中、「TRUST DELETE Biz for VAIO PC」とは? -
第53回
ビジネス
大量にマシンを導入する際に考える予算と生産性のバランス -
第52回
ビジネス
モバイルワークで重要なWeb会議を実現するのに必要なもの -
第51回
デジタル
リモートワークの選択肢が必須の時代、新型VAIO SXシリーズの輝きが増す -
第50回
ビジネス
ケーブル1本で何でもできるUSB Type-C搭載がマシン選びのキモ! -
第49回
デジタル
デスクトップPCからのリプレイスで選びたい、VAIO Pro PH -
第48回
ビジネス
Windows 7 EOS間近! いまやるべきWindows 10への移行のキモ -
第47回
ビジネス
メインマシンとして使える900g以下PCが、働き方改革の課題を解決する -
第46回
ビジネス
働き方改革の第1歩は、いままでの使い勝手を変えない「パソコン」でペーパーレス化すること - この連載の一覧へ