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アスキー・ジャンク部リターンズ 第264回

理想的なランチソリューションを実現:

松屋「ごろごろ煮込みチキンカレー」をパワポでプレゼンする

2019年04月16日 10時00分更新

文● モーダル小嶋/ASCII

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既存のランチの問題:
「多様化」「価格の格差」「コモディティ化」

 ただ「おいしいです」と主張するだけでは説得力不足が否めません。そこで、ランチにありがなちな問題点を挙げていき、ごろごろ煮込みチキンカレーで解決するという流れにします。キーワードは「多様化」「価格の格差」「コモディティ化」です。

カスタマー(編集部員)の声をピックアップした雰囲気を出す

 まずは多様化。チェーン店でさえ毎週のようにあらわれる新メニュー、迷ってしまいますよね「それは、ランチの選択肢が多い都市部の話ではないか?」という声もありましょう。しかし、たとえば松屋しか近くにない場合に、新メニューが登場したとします。そうなると、いつもの牛めしでよいのか、それとも新しいものを選ぶのか、という悩みが発生します。

現状の分析から理想的なランチソリューションを見つけよう

 価格の格差についても考えなければなりません。専門店で1500円も出せば、おいしいランチが食べられるのはわかっています。しかし、毎日のようにその金額を払うわけにはいきません。

 コモディティ化も問題です。「多様化と矛盾するのではないか?」と思われるかもしれませんが、「新メニューとはいうものの、既存のメニューに一工夫しただけのものでしかない」というものが多い。

 逆に言えば「多様化しているようで、実はコモディティ化している」のが、とりわけチェーン店のメニューに見られる傾向といえます。

カレーというアクションプランを検討する

 ここで、「カレーはどうか」という検討が入ります。汁物要素があって満腹感の高く、食べ飽きないカレーは、ランチに最適のように思えますね。

雲の図形を有効活用して「どんよりした現状」感を伝える

 しかし、専門店のカレーはもちろんおいしいでしょうが、毎日のように通うとなるとちょっと高い。500円前後でおさめようとすると、チェーンかコンビニエンスストアが選択肢になります。

 そうなると、先ほどの問題点がふたたび浮上します。牛丼チェーンのカレーもコンビニのカレーも似たようなものというコモディティ化の壁にぶつかるのです。

 話が長くなってきたのでまとめましょう。選択肢が多い、高いものは食べられない、どれを食べても同じ。カレーという選択肢はよさそうに感じられますが、積極的なチョイスにはならない要素もある……。

 これらを解決するには、シンプル、リーズナブル、ユニーク性をかねそなえたメニューが必要になります。

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