機能美あふれる本体デザインが魅力的!
使い勝手に優れたWhiskey Lake-U搭載薄型軽量ノート「HP Pavilion 13-an0000」レビュー
2019年04月19日 11時00分更新
第8世代のインテルCore i5プロセッサーを採用
HP Pavilion 13-an0000は、CPUにインテルCore i5-8265プロセッサー(1.60GHz/最大3.90GHz)を、グラフィックスに統合型のインテルUHDグラフィックス620を採用している。メモリーは8GB(2400MHz、DDR4 SDRAM)で、ストレージは256GB SSD(PCIe NVMe M.2)だ。
Whiskey Lake-Uと呼ばれる第8世代のCoreプロセッサーが搭載されているが、どのくらいのパフォーマンスなのだろうか? そこで、いくつかのベンチマークを実行して性能を測ってみることにした。
まず、Windows 10のシステム評価ツールを実行したところ、プロセッサとメモリが9.1、プライマリハードディスク(PCIe NVMe M.2対応SSD)が8.5という非常に高い結果になった。グラフィックスは統合型ということもあって5.8と低めだが、全体的にかなりパフォーマンスは高そうだ。
CINEBENCH R15では、CPUのマルチコアが536cb、シングルコアが155cbとなり、ひとつ前の世代(Kaby Lake R世代)のCore i5-8250Uとあまり変わらない結果だった。
続いてCrystalDiskMarkでストレージの性能をチェックしてみたところ、SSDはシーケンシャルリードが1470MB/秒前後になった。NVMe SSDだけあって非常に高速だ。
さらにPCの総合的な性能をチェックするためPCMARK 10を実行してみたところ、総合スコアが3820になった。スコアの詳細をみると、基本性能を示すEssentialsが8179、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが6428と高い数値になっており、Webの閲覧やビジネス文書の作成などには十分すぎる性能を持っていることがわかる。クリエイティブアプリの性能を示すDigital Content Creationも3000前後出ているので、写真編集くらいならそこそこ快適に行えるはずだ。
次に、グラフィックスの性能をチェックするため、3DMARKを実行してみたところ、ゲーミングノート向けのテスト「Sky Diver」で4066、ミドルレンジパソコン向けの「Cloud Gate」で7725という結果になった。
3DMarkスコア | |
---|---|
Fire Strike | 985 |
Sky Diver | 4066 |
Cloud Gate | 7725 |
3DMarkの結果を見ると、負荷の高いPCゲームは難しそうだが、軽めのゲームならそれなりに楽しめそうだ。そこでドラゴンクエストX ベンチマークソフトも試してみた。
ドラゴンクエストX ベンチマークソフト | |||
---|---|---|---|
グラフィック設定 | 解像度 | スコア | 評価 |
低品質 | 1920×1080 | 5349 | 快適 |
標準品質 | 1920×1080 | 4513 | 普通 |
最高品質 | 1920×1080 | 3518 | 普通 |
結果を見てわかるように、ドラゴンクエストXくらいならフルHDでも品質を落とせば快適にプレイすることが可能だ。
念のため「FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」と「FINAL FANTASY XIV: 紅蓮の解放者(リベレーター) ベンチマーク」も試してみた
。FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 | |||
---|---|---|---|
グラフィック設定 | 解像度 | スコア | 評価 |
標準品質 | 1920×1080 | 2706 | やや快適 |
FINAL FANTASY XIV: 紅蓮の解放者(リベレーター) ベンチマーク | |||
---|---|---|---|
グラフィック設定 | 解像度 | スコア | 評価 |
標準品質 | 1920×1080 | 1650 | 設定変更を推奨 |
バッテリー駆動時間はベンチ計測値約8時間で十分
本製品のバッテリー駆動時間は、カタログ値で最大約10時間30分となっている。そこでバッテリーベンチマークソフト「BBench」を使って実際にどのくらい持つのかを計測してみた。なお、電源プランは推奨設定、電源モードは「より良いバッテリー」、画面の明るさは「40%」にし、BBenchは「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」にチェックを入れて満充電状態からバッテリー残量7%で電源が落ちるまでの時間を計っている。
その結果、7時間55分の駆動が可能だった。公称値には少し届かなかったが、ほぼ8時間持つということで、普段使いには十分な駆動時間と言えるだろう。
コストパフォーマンスのよさも魅力的
洗練されたデザインの筐体に第8世代CoreプロセッサーやNVMe SSDを搭載したPavilion 13X-an0000。日本HPの直販サイトでは、通常価格が9万9800円(税抜)と10万円を切っており、コストパフォーマンスはかなり高い。
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