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サイコム「G-Master Mace H370」は初めての1台のベースモデルにオススメ

GTX 1660も選択可能、ゲーミングPC入門に最適な高コスパ&実力派モデル

2019年04月09日 07時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

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ケースをはじめ、内部のパーツや組み立て品質までチェック

 G-Master Mace H370が採用しているケースは、Fractal Designの「ARC Midi R2」。Fractal Designのケースといえば直線を多用したシンプルなデザインというイメージが強いが、このケースは再度が丸く仕上げてある前面など、より柔らかさのあるケースとなっている。

 側面には内部が透けて見える窓があり、ケース内を透かして見ることが可能だ。パーツを追加してライトアップPC化したい、という要望にも応えてくれるケースといえるだろう。

側面パネルには内部が見える窓を装備。それほど大きな窓ではないが、CPUやビデオカードといった主要パーツが見えるようになっている

 ケースの内部を見てみると、パーツに対してかなり余裕がある様子がうかがえる。ケーブルは、サイコムが得意とする裏配線を多用したもので、電源ケーブルはもちろん、SATAやUSBなどのケーブルまで可能な限り裏へと回され、ケース内がスッキリとしているのがよくわかる。これだけ余裕があれば、エアフローが悪く熱が溜まってしまう……といった心配はない。

ミドルタワーということもあり、ケース内には余裕がある。ケーブルは裏配線が多用され、ケース内は必要最小限に抑えられている

 CPUクーラーはBTOオプションとなるが、標準の「Hyper 212 EVO」より1610円安くなる「Hyper H412R」。ファンが120mmから92mmへと小型化され、それに伴いヒートシンクも小さくなっているのだが、厚みを12mmほど増やすことで十分な冷却性能を確保しているのが特長だ。横から風をあてるサイドフローというのは同じで、この直線上にケースファンを配置することでCPUからの熱をすばやくケース外へと排出できるようになっている。

サイドフローでコンパクトながらも十分な冷却性能をもつCPUクーラー。CPUから出た熱は、すぐ後ろにあるケースファンでしっかりと排出される

 電源も標準から変更されており、BTOオプションとなるSeasonicの「SSR-650FM」が搭載されていた。この電源は、50%負荷時で90%以上という高い変換効率となる「80PLUS Gold」認証を取得しているのが特長だ。発熱が少ないうえ、無駄な消費電力が抑えられるというメリットがある。

標準モデルの電源は同じ650Wだが、効率が若干劣る「80PLUS Bronze」。ちなみにSeasonicは電源メーカーの定番で、品質面でも定評ある

 BTOパソコンでも、電源がBTOで変更できるといってもワット数くらいしか選択肢がない場合もあるのだが、サイコムでは同じ電源容量でも複数メーカーの電源が用意されており、好みで選択できるというのがおもしろい。せっかく高価なマシンを購入するなら、パーツひとつひとつ吟味したい……という人であれば、このこだわりのありがたさがわかるだろう。