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OCという特異性と通好みのパーツ選びが魅力

玄人好みのパーツ選定、こだわりのCore i9-9900K 5GHz OCゲーミングPC

2019年03月29日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

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「G-Master Spear Z390 Taichi OC」

 8コア/16スレッドという高性能なCore i9-9900Kを5GHzで安定動作させ、ハイスペックの向こう側の性能を叩き出す「G-Master Spear Z390 Taichi OC」(関連記事)。CPUとその動作設定ばかりに目が行きがちだが、実はそれ以外のパーツ選びにもこだわりが感じられる1台となっている。今回はそのCPU以外の部分をチェックしていこう。

コスパに優れた高速SSDの搭載で、妥協のない性能を実現

 OCされたCPUの性能、そしてゲーミングパソコンだけにグラフィック性能だけは先にチェックし、前回紹介したが、それ以外のパーツにもこだわりの製品選びをしているところがサイコムらしさの表れだ。例えばSSD。

 BTOパソコンのSSDといえば、今でもSATAが採用されることがあり、実はそれほど性能が重視されていない部分でもある。高速なNVMe対応のM.2 SSDに変更しても体感でわかるほどの速度差はなく、大量のファイルコピーやデータ処理を行なうような用途でなければ、気が付かないということが多いからだろう。

 とはいえ、実際にNVMe対応のSSDは速い。並べて比べないとわからないような差かもしれないが、5GHzにOCされたCore i9-9900Kと、多くのタイトルが快適にプレーできるGeForce GTX 2060を搭載した高性能なゲーミングパソコンにおいて、この部分だ妥協する意味はない。

 そのため、サイコムではADATA製の「XPG SX8200 Pro」(512GB)が標準で採用されている。速度重視であればサムスンの「970 PRO」や「WD Black」といった製品を選ぶのが定番だが、これら高速モデルに比肩するほどの速度を持ちながら、コストパフォーマンスに優れているというのが「XPG SX8200 Pro」の特長だ。

 残念ながら試用したG-Master Spear Z390 Taichi OCには別のSSDが搭載されており、実際の性能は測れなかったが、公称値を引用するとリードで3500MB/秒、ライトで2300MB/秒となっていた。970 PROのリード3500MB/秒、ライト2300MB/秒、WD Blackのリード3470MB/秒、ライト2600MB/秒と比べても、まったく遜色ないレベルだ。

試用PCに搭載されていたのは、ADATAの同じシリーズとなる「XPG SX8200」。現在BTOメニューからは選べず、標準はより高速な「XPG SX8200 Pro」になっている。
高速SSDの悩みといえば発熱。高温になるとパフォーマンスが落ちてしまうため、こういった専用ヒートシンクが付くマザーボードがありがたい

OC耐性に優れたASRockのマザーボード「Z390 Taichi」を採用

 G-Master Spear Z390 Taichi OCのマザーボードはOC耐性に優れたASRockの「Z390 Taichi」を採用。このマザーボードのM.2スロットには分厚く、しっかりとしたヒートシンクが標準装備されているので、「XPG SX8200 Pro」のような高速SSDを搭載するのにぴったりだ。

 ちなみにサイコムのBTOメニューでは、このメインストレージを変更可能。同じNVMe対応M.2 SSDであれば、WD Blackや970 EVO、Intel SSD 660pなどが選択できる。なお、同レベルの容量では圧倒的にXPG SX 8200 Proが安い。コストパフォーマンスを考えるなら、標準のままにしておくか、もしくは1TBモデルへと容量アップするというのがオススメだ。

BTOメニューのM.2 SSD部分だけを抜き出してみた。見てわかる通り、XPG SX8200 Proが最も容量単価が安く、コストパフォーマンスに優れている

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