Core i7&M.2 SSDで11万円台とコスパと性能を両立した1台
高性能&リーズナブル、新社会人もこれ1台あれば安心の15.6型ノートPC
2019年04月02日 07時00分更新
ユニットコムの15.6型ノートパソコン「STYLE-15FH059-i7-UHSX」は、狭額ベゼル採用でコンパクトなほか、価格もリーズナブルという点がポイントだ。またM.2を採用することでレスポンスを向上させているのも魅力の1つとなる。前回は、本機の外観についてチェックした。今回は、ベンチマークでどういった用途に耐えるマシンなのかをみていきたい。STYLE-15FH059-i7-UHSXの基本構成は以下のとおり。
STYLE-15FH059-i7-UHSXの基本構成 | |
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CPU | Core i7-8565U |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB×1(DDR4-2400) |
ストレージ | 250GB SSD(M.2接続/NVMe対応) |
ベース高めのスペック、NVMe対応SSDで高速!
以上がベースである。外付けGPUはなくCPU内蔵のインテル UHD グラフィックス 620となる。この時点で3Dグラフィックス中心のゲームタイトルのほとんどは快適に動作しないのだが、2D中心のゲームタイトルについては動作するため、人によってはゲームも視野に入ってくるだろう。
ベンチマークは、「3DMark v2.8.6546」「PCMark 10 v1.1.1739」「CINEBENCH R20」「CrystalDiskMark 6.0.2」を実行。上記しているように、3DMarkの結果からはFire Strikeがいちおう完走したくらいの結果であり、快適にゲームを楽しめるようなノートではない。ただGPU支援の面については、PCMark 10の結果をみるに、動画エンコードや描写の部分では過不足ナシである。
ストレージについては、M.2らしいスコアであり、良好な値となった。これはスリープからの復帰だけでなく、アプリケーションの起動や、巨大なファイルの読み込み/保存といった部分でも性能をよく体感できるだろう。
CINEBENCH R20の結果は、CPU(Multi)が877cb、CPU Singleが182cbとなった。価格帯からすると良好なスコアであるほか、CPU Singleのスコアは順当に高い。そのため、CPU中心のアプリケーションであれば、応答性に不満を覚える可能性は低いだろう。とくにオフィス系アプリーションでよく体感できる。
ストレージ性能を見てみよう。CrystalDiskMark 6.0.2の結果は、下記のように、やや書き込みは遅いのだが(それでも十分に速いが)、読み込みについてはデスクトップ並みの値となっている。アプリケーションは読み込むことのほうが多いため、この点はちょうどいい性能といえるだろう。
またSDカードスロットも同様にテストしてみたが、こちらもデータ置き場としてちゃんと使えるレベルとなった。ただし、大容量データを保存すると考えた場合は、外付けHDDかNASのほうが無難である。
以上のように、主にオフィス系アプリケーションを前提とした感の強いノートパソコンになる。もちろん、ウェブブラウジングや動画視聴も可能だが、そういった用途はスマホが中心で、作業時にキーボードで生産性を得たい人にちょうどいいものといえるだろう。春からの環境変化でノートパソコンが必要になった人にピッタリである。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | STYLE-15FH059-i7-UHSX |
CPU | Core i7-8565U(4コア/8スレッド、1.8GHz) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 250GB SSD(インテル SSD 660p、M.2接続/NVMe対応)) |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、ノングレア |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0 |
インターフェース | USB 3.0端子×2、USB 3.1/Thunderbolt 3兼用端子(Type-C)、USB 2.0端子、HDMI端子、Mini DisplayPort、有線LAN端子、ヘッドフォン/スピーカー出力端子、マイク入力端子、SDカードスロット |
サイズ/重さ | およそ幅361×奥行245×高さ21.5mm/約1.63kg(カスタマイズ内容により変動あり) |
OS | Windows 10 Home(64bit) |