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2019年の時計業界を展望!「バーゼルワールド2019」レポート 第4回

カーボンを採用した新構造

G-SHOCK最強マッドマスター「GG-B100」カーボン+モバイルリンク約92g

2019年03月24日 09時00分更新

文● 飯島恵里子/ASCII

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過酷な陸上環境での使用を想定した「MUDMASTER(マッドマスター)」シリーズの新製品「GG-B100」。2019年7月発売予定。価格は未発表

 カシオ計算機はスイス バーゼルで開催中の「バーゼルワールド2019」にて、G-SHOCKから過酷な陸上環境での使用を想定した「MUDMASTER(マッドマスター)」シリーズの新製品として「GG-B100」を発表した。2019年7月発売予定。価格は未発表。

普段、なかなか見る機会のないカーボンペレットや核となるカーボンコアガードの構造、さらに三層構造のベゼルなど、バーゼルワールドのカシオブースには、目を見張る各種パーツが分解された状態で展示されていた

カーボンを採用した新構造でタフネスを追求

 今年、カシオはケースにカーボン素材を使用した新構造「カーボンコアガード構造」を採用した製品を多数発表しているが、GG-B100もそのうちの1製品である。

 カーボンケースでモジュールを保護する、新耐衝撃構造を開発。カーボンコアガード構造により、高い剛性を維持しながら軽量なボディーに仕上げた。

よく見るとベゼルの最上層部が透明のファインレジンということがわかる。ボタンガードがなくなったことで、操作性と装着性の向上に貢献している

 着用中にぶつけやすいベゼルは、ファインレジンにカーボンファイバーシートを挟んだ三層構造で強化している。

GG-B100は新しい防塵・防泥構造を採用

ボタンガード不要の新防塵・防泥(マッドレジスト)構造誕生

 ケースとボタンの間に泥の侵入を防ぐフィルターを装備したことで、金属製ボタンパイプ不要でも高い機密性を保つ、新たな防塵・防泥構造を開発。この新構造と新素材により強度が向上し、ボタンガードのないスッキリしたデザインのGG-B100が誕生した。

裏蓋は気密性を保持するステンレス製のパネルバックと衝撃に強いガラス繊維入りの二重構造

クワッドセンサーとモバイルリンクでミッションログ機能

 Bluetooth経由でスマートフォンと接続する、モバイルリンクに対応している。スマホ側で取得した情報を利用することで時刻合わせが不要、またスマホ側で取得した緯度・経度情報をGG-B100に送ることで、日の出/日の入りを表示する。

6時位置のボタンはライト。GG-B100のボタンはグローブの上からでも押しやすいようにとチェッカリングが施されている

 さらにスマホと連動し、移動した場所の高度と経路をアプリ側に記録することが可能と、多くの機能を盛り込んでいる。

 基本的なスペックは、世界38都市ワールドタイム+UTC(協定世界時)表示、標準電波とBluetooth経由でスマートフォンと接続するモバイルリンク機能、クワッドセンサー(方位、気圧/高度、温度、加速度)搭載、日の出/日の入り、ダブルLEDライト、20気圧防水、電池式(CR2025)。サイズは縦55.4×幅34.9×厚さ19.3mm、質量約92g。


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