このページの本文へ

「マジ惚れ60代パパ」からの金額提示でパパ活女子に芽生えた大きな闇

文● 藤野ゆり[清談社](ダイヤモンド・オンライン

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

「パパ活女子」と呼ばれる女性が、パパに対して恋愛感情を持つことは極めて少ない。大抵はパパ側の愛情の一方通行で終わってしまうわけだが、なかには「パパ」に対して少なからず愛情を感じている女性もいる。(清談社 藤野ゆり)

パパが好きだから…
呼ばれたらどこにでも行く

「パパ活女子」の中には、まれではありますが、パパに対して愛情を感じている女性がいます
恋愛は時間のムダ、とにかくコスパが大事――好きだった男性が「パパ」になった瞬間、ミユキさんの恋愛観は大きく変わってしまいました(写真はイメージです) Photo:PIXTA

「好きだから、呼ばれたらどこにでも行きますね。いま熱海にいるから来てって言われて、その日の夜、飛んでいったこともあります」

 まるで愛しい彼氏について語るような口調で、「パパ」との関係を説明するのはミユキさん(仮名・25歳)。地方のミスコンで代表に選ばれたこともあるという、涼しげな顔の美女だ。胸のあたりまで伸びた艶やかな黒髪が、よく似合っている。都内で事務として働く彼女が、パパ活を始めたのは半年ほど前。既に冒頭のパパ以外にも、複数のパパと関係を持っているという。

「体の関係になるなら3万円から。本当は5万とか欲しいけど、もらいすぎても後が怖いし…。3万がちょうどいいかなって。それ以下だったら体はナシです。まだ若いのに(価格設定が)安すぎない?と言われることもあるけど、パパ活女子は女子大生ばっかりなので。この金額でも、いつまで続けられるかなと思いますね」

 眉がきりっと上がり、何か質問するたびに髪をかきあげる。一見すると意志が強そうな印象を受けるが、その見た目に反して、ミユキさんの紡ぐ言葉は繊細で、現実的だった。

「パパ活っていうよりコンパニオンみたいな感じだけど…大勢の男性がいるパーティーに呼ばれたときが、今までで1番コスパよかったです。盛り上がるたびに1万円くれて、2時間で7万円稼げた。時給3万円以上ですよ!」

 コスパを気にするミユキさんは、「ヤッて稼げるなら、さっさとヤッちゃう」と体の関係になることも厭わない。とはいえ、月に何人ものパパを相手にしても稼げる額はまちまち。なかなか固定で大金をくれるパパとは巡り会えない…とこぼす。

25歳女子が恋をした
60代男性との「パパ活」の始まり

「私、気が強そうに見られがちなんですけど、ワガママとか言えないタイプなんですよね。コレが欲しい、いくら欲しいって、物乞いみたいなのも嫌だし、周りを見ても欲が強すぎる女の子は、パパとの関係って続かない。お金もらってるわけだし、気遣いができない女性にはなりたくないんです」

 そんなミユキさんが恋愛感情を持っているというパパは、一体どのような人物なのか。なんと、相手の男性は60代だというから驚きだ。

「もともと仕事を通しての付き合いがあった男性で、パパ活関係になる前から考え方が大人だなって尊敬していたし、色気もあって、気づいたら男性として好きになっていた。向こうが私のことをどう思っていたのかわからなかったんですけど、ある日ご飯に誘われて、関係が始まったんです」

 仕事が終わり、ふとした流れで一緒にご飯へ行くことになった――年の差はあれど、そこだけ切り取れば、ごく普通の恋の始まりだろう。しかし相手からお金の話を持ち出されたことで、ミユキさんと彼は「パパ活」という関係になったのだ。

「向こうから『お金欲しい?』って話を振ってきました。彼は彼なりに、年の差がありすぎるから、申し訳ないって感じたんじゃないかと思います。まあ私も好きな人に抱かれて3万円もらえるなら、それもありだなって」

若いうちにコスパのいい
時間の過ごし方を

 思いを寄せていた男性がパパになった。それ以降、ミユキさんはせきを切ったようにパパ活を始めた。他のパパとの出会いの場所は、主に交際クラブや大人数での異業種合コンなど。OLとしての本業を持っているのだから、そこまで必死になって稼ぐ目的が何かあるわけでもないように見えるが、パパ活はミユキさんの何を一体変えてしまったのか。

「人生、後悔のないよう生きたいって思ったんです。今までは暇な時間があったらぼーっと携帯いじったり女子会したりで過ごしてたけど、今はそんな時間あったら1人でもパパと会って、おいしいご飯食べて、お金を稼ぎたい。自分にとって少しでもプラスになることを、若いうちにするべきじゃないですか」

 どれだけコスパのいい時間を過ごせるか…。ミユキさんにとってのプライオリティは、現在そこにあるようだ。それは恋愛感情を持っている件のパパも、例外ではなかった。

「パパのことは好きだけど、今となっては、お金なしで抱かれるのは考えられないです。お金さえ出してくれるならどこにでも会いにいくし、なんでもするよって感じ。でも彼には家族もいるし、バレるから来なくていいよって言われちゃいますけどね(笑)」

 前述のように熱海や海外など、パパと2人で旅行に行く事も少なくないミユキさん。旅行となると拘束時間が長いため、普段の倍の金額を払ってくれるのだという。デートできて、なおかつお金ももらえる…好きだった男性がパパになってしまった瞬間、ミユキさんの恋愛観は大きく形を変えてしまったようだ。

「パパ活を始めてから、お金もらわないでセックスするのって、ちょっとありえないって思うようになりました。どれだけイケメンでも好きな人でも体の関係になるならお金が欲しい。そもそも私セックス好きじゃないんで。男性が満たされるだけの行為が無償って…。なんで無料でヤッてたんだろう?って目が覚めた感じです」

 最後に少し寂しそうに語った言葉が、印象的だった。

「誰かを好きになるって、すごくリスク。好きって一番ムダな感情ですよ。なんのお金にもならないし、時間を浪費するだけじゃないですか」

 好きな男性に抱かれ、おいしいものを食べ、お金ももらえる。若いうちに、一番“コスパのいい過ごし方”を。ミユキさんのインスタグラムをのぞくと、そんなはやる心を表現するかのように、高級レストランの料理の写真がこれでもかと敷き詰められていた。

※本連載では、取材に応じていただける「パパ活女子」の方を募集しています。簡単なプロフィールやパパ活に至った背景などをご記入の上、メールでご連絡ください。取材させていただいた方には薄謝を差し上げます。
宛先:seidansha0@gmail.com(送信の際は「@」を半角の「@」に変換してお送りください)

※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

カテゴリートップへ

最新記事
最新記事

アスキー・ビジネスセレクション

ASCII.jp ビジネスヘッドライン

ピックアップ