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山根博士の海外モバイル通信 第433回

ONYXのE InkなAndroidタブレットのフロントライト搭載機が便利

2019年02月20日 10時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII編集部

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2モデルの違いはメモリーの容量など

 2つのモデルのうち、BOOX Note ProはAndroidタブレットとしての性能が高まりました。BOOX Note Plusはメモリー2GB+内蔵ストレージ32GBでしたが、BOOX Note Proは4GB+64GBへと倍増。とくにこのメモリーの容量差はAndroidアプリを使うときに大きな効果があります。実際にCES 2019でNote Proを操作してみましたが、Note Plusにあったもっさり感がNote Proでは軽減されていました。

タブレットとしての性能がアップしたBOOX Note Pro

 一方のBOOX Nova ProはBOOX Novaにスタイラスペンを対応させたもので、基本スペックはほぼ同じでメモリー構成は2GB+32GB。価格は299ドル(約3万3000円)の予定とのこと。

ペンが使えるようになったBOOX Nova Pro

 電子書籍を読むだけならばアマゾンの「Kindle」シリーズなど低価格のタブレットが数多く出ておりBOOXシリーズの大きなライバルになっています。しかも、電子ペーパーは液晶と違い外部光が無ければディスプレーが見えませんから、暗所での利用に不利でした。

 BOOXの2つの新製品はフロントライト搭載で電子ペーパーの弱点を克服するとともに、他社の電子ペーパータブレットにはない、ワコムの技術を採用した高感度なペンが付属します。電子ブックリーダーであり、メモを気軽に書くことのできる電子ノートとして使うことができるわけです。

付属のペンは感度もよく、細かい書き込みができる

 CPUは非公開でクアッドコア1.6GHz。価格とバッテリーの持ちを考えると、これ以上のハイスペックなCPUの搭載は難しいかもしれません。そのため、動作に影響を与えるメモリーを大きく増やしたBOOX Note Proはスマートフォンのサブ用途として十分使える製品に進化しています。一方のBOOX Nova Proはメモリーがやや非力のため、電子ブックリーダーと軽いメモ書き程度に留めた使い方が向いているかもしれません。

 個人的にはLTEの搭載やmicroSDカードスロットの搭載なども望みたいところですが、機能を上げれば価格も上がってしまうのが悩ましいところ。ペン付きタブレットはApple Pencilを擁するiPadはもちろん、Galaxy Tabなど各社から製品が出ているだけに、ONYXには電子ペーパーの特性を生かした製品をこれからも出し続けてほしいものです。

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