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「結果を出す人」にたった10秒でなれるマインドチェンジ術

2019年01月16日 06時00分更新

文● 藤由達藏(ダイヤモンド・オンライン

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すぐ行動できる人の秘密は?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

2019年の始めに、“今年の目標”を掲げた人も多いのではないだろうか。こういった目標の達成に成功する人としない人には「ある違い」が存在する。それは「すぐに行動に移せるかどうか」だ。この行動力こそが人生において成功できるかどうかのカギとなる。そこで、35万部を突破したベストセラー『結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる』(青春出版社刊)の著者・藤由達藏が、すぐに行動できる人になるための習慣やマインドチェンジについて解説する。

すぐ行動できる人の秘密は「○○」のコントロール!?

 前回、行動できないのも、行動しないのも「気分」で決まると述べたが、どうすれば「気分」を変えることができるのだろうか。そもそも、気分とはどういう状況であれ、自分で選択することができる。落ち込みたければ落ち込む行動をすればいいし、元気に行動したければ気分を高める行動をすればいいのだ。

 しかし、わかっていても落ち込んだり、感情をかき乱されたりするのも人間である。そのような時の対処法である「気分を選択する方法」は次の通りだ。

 1.気分は選択できる、と知る
 2.「感情表現の3要素(表情・動作・言葉)」で気分を切り替える
 3.思い出すだけで気分が変わる
 4.思い描くだけで気分は変わる
 5.身の回りの環境を整えるだけで気分は変わる

 気分には、大きく分けて陰と陽の状態がある。陰陽というのは、便宜的な区分で、前向きと後ろ向きや、行動を好む気分と好まない気分といった区分だと思ってほしい。

陽の気分…上向き、前向き、外交的、社交的、活動的、晴れ晴れ、行動したくなる、拡散、跳躍、前進、加速
陰の気分…下向き、後ろ向き、内向的、非社交的、鬱々、行動したくない、静か、落ち着く、収縮、静止、後退、減速

 これは、どちらが良くてどちらが悪いということではない。方向性が反対なだけでどちらも大切な状態である。そして、この気分は、私たちの思考と行動にも大きく影響してくる。

 たとえば、リラックスして明るい快活な気分のときには、前向きな思考が生まれ、暗く落ち込んだ気分のときには、後ろ向きの思考となりやすいのだ。

 多くの人は、気分は自分でコントロールできないと思い込んでいるため、まずは「気分は選択できる」ということを知ることを覚えておいてほしい。それを知っていれば、予期せぬ感情に陥ったときも冷静に対応することができるだろう。

仕事全体が一気にみえてくる!「視座の転換」とは

 また、すぐに行動して結果を出す人は、自分の行動だけを仕事だと捉えることはしない。必ず、関係者全体を俯瞰して、社会的な影響関係の中でどのように作用するのかを考えて行動するのである。このように全体を俯瞰する癖をつけておくと、仕事に取り組むだけでは見えてこない「盲点」やムリ・ムダ・ムラを発見することができる。

 たとえば、「こんな書類出していたら営業の効率が落ちる」「報告書類ばっかりで全然営業に出られれない」など、「自分の仕事」に集中したいのに、それを「妨げる仕事」を押しつけられていると感じている人がいるとする。そのような人が「全体を俯瞰する」をできるようになると、その「仕事」の存在意義を理解することができるのだ。

 先ほどの例でいえば、報告書は、「営業からの情報を事業本部が吸い上げるのは、今後のやるべきことを明確にするための情報収集」であり、その意味合いを理解したとき必要な仕事であるとわかるだろう。すると、自分たちも当事者であるという意識が生まれ、「もっと貢献するために、収集した情報をどう活用しているか、フィードバックしてほしい」などさらなる提案を会社にすることもできるようになるかもしれない。

 では、「全体を俯瞰する」にはどうしたらよいのか。これは実に簡単で、会社員であれば自分の上司、部長、社長と職位を下から上にあげながら、その人たちの立場に立ってみること。そして彼らが仕事や業務に対して「何をどう感じているのか」を想像してみるのだ。

 そこで、『全体俯瞰のための「視座の転換」ワーク』を紹介したい。まず、2メートル四方の正方形を「横軸」と「縦軸」を交差させて十字に区切る。もちろん、実際に床に線を引くのは難しいので、イメージでもかまわない。次に、A4用紙を数枚とペンを用意し、横軸の一番右端には「お客様」、その左隣に「商品」、その左隣に「自分」、その左隣から「部長」、「上長」、「社長」とペンで書き、その紙を先ほどの軸に沿って並べていく。縦軸の一番上の視座には「全体俯瞰」と書いた紙、一番下の視座には「無関係な第三者」と書いた紙をそれぞれ置いて準備が整った状態だ。

 それができたら、一つひとつの用紙のそばに立って、その視座を体感していく。本人になりきって、普段どんなことを感じているのか、具体的にありありと想像してみるのだ。上司など身近な人の場合は、立ち居振る舞い、話し方、癖なども真似してみてほしい。そして、それぞれの視座を味わって感じたことをメモしていくのがよいだろう。全体俯瞰の視座、無関係な第三者の視座を味わい、視座と視座の間を行ったり来たりすると、全体の状況がみえてくるようになるはずだ。

 一通りそれぞれの視座を体感できたら、最後にもう一度自分の視座に戻り、あらためて自分の「仕事」にどういう意味合いがあるのかを考え、そこで気づいたり感じたりしたことをふり返ってみてほしい。そうすることで新しいアイデアが出るなど、このワークをやる前とはまったく違った意味合いを発見できることだろう。

10秒で「気分」を変えられる人は人生も変えられる

 これまでに10秒でできる「気分を選択する方法」と「視座の転換」を伝えてきた。行動を変え、人生を変えるためのスイッチが、所要時間たったの10秒間でできる「気分と視座の転換」なのだ。たとえば、気分がふさぎ込んでいたら、世界はどんよりとしたものに見え、気分が晴れやかならば、世界は輝いて見えるだろう。いわば、気分を切り替えることは、世界をどんな色眼鏡で見るのかということなのだ。

 また、視座の転換は、固定されて制限の多い視野を大きく拡大してくれる。制限のある視野は、行動を制限し、変化を生みにくくしてしまう。そうならないために、いくつもの視座を味わい、制限を抜け出して、本当はどうありたいのか、何を大事にして生きていけたらいいのかをあらためて問い直し、自覚的に選択する「視座の選択」が重要なのだ。つまり、「気分を選択する方法」も「視座の転換」も、自分らしく生きるための方法であり、真に自由に生きるために必要な最初の一歩なのである。

 たった一度きりの人生をどう生きるかはすべて自分次第である。ふてくされて時を過ごし、ふさいだ気分でいることも、さっぱりと切り替えて晴れやかな気分を味わうも自由に選べるのだ。つまり、自分が味わう気分と自分が選ぶ視座で、一生が決まってくるのである。

 もちろん、「辛いときに辛い、悲しいときに悲しい」という感情を素直に味わうことがいけないわけではない。ただ、大事なのは「その感情を選ぶのは自分」だということなのだ。自分自身がどんな一生を過ごしたいか、そのために今どんな時間を過ごしたいか、ということに意識を向けてみてほしい。常に気分と視座を自分で決めていけば、あなたの人生は他人に支配されることなく、いつでも自分のものにできるはずである。


※本記事はダイヤモンド・オンラインからの転載です。転載元はこちら

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