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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」第245回

”ギガ”無制限の米国から帰国し、あらためて考える日本でのスマホ生活

2019年01月19日 08時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII編集部

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米国から日本に帰国してあらためて感じる
食のコスパの高さとキャッシュレスの進行

 7年も日本を離れていると、日本のことが本当にわからなくなっていきます。特に驚くのは外食のクオリティーと価格のバランスです。

 食の生産地に近いカリフォルニアでも、外食の当たり外れは激しく、限りなく期待値が下がり切っている状態で帰国することになります。そのため、駅前にある牛丼チェーンから流れてくる香りですら味への期待感を高めてしまうのです。

 新しい商業施設もたくさん完成していますし、街の景色も結構変わる。毎日通っていれば大して驚きもしないかもしれませんが、たまに訪れると自分がどこにいるのか見失ってしまいますね。

 見失っていることといえば、急速に広がるモバイルやバーコードを用いた決済もあります。PayPay祭りには完全に乗り遅れまいたが、とりあえずクレジットカードや交通系ICカードが使えるお店とほとんど共通しているようなので一旦スルーしておこうと思います。

 またコンビニやドラッグストアなどのチェーン系小売店のポイントカードの違いも驚くべき規模になっているように思います。あるドラッグストアでは、独自のポイントカードとPONTAの両方でポイントが貯まるそうですし。

 もうこれは全部持つか、1つのブランドを決めてその経済圏のチェーンに行き続けるか、全部持たないか。その一方で、Apple PayやGoogle Payなどのスマホ対応を進めれば、カードを持ち歩くことを意識せずに、お店に入ったらそのポイントカードが画面に表示され、かざすだけで使えるようにもできるはずなのですが。

ギガで縛られる生活は慣れない

 7年前の日本は、3Gのスマートフォンで使い放題のプランが提供されていたような気がします。その調子で米国に渡ったら、2GBのデータしかついていないプランにつき月70ドルも払わなければならず、驚かされました。

米国では4G世代では”Unlimited”での競争が行なわれており、それに慣れてしまったので、日本に帰国すると通信量に気を回す必要が生じます

 その後4Gのインフラへ移行するにつれ「Unlimited」になり、データ量を気にせず使えるようになってきました。しかし日本に帰ってくると、再び「ギガ生活」に逆戻りすることになるから面白いものです。それにしても無制限のところから急に制限がかけられると、これがなかなか不自由です。

 一番最近の失敗は、モバイルデータ通信で30曲もある自分のiTunesプレイリストを、Apple Music経由でダウンロードしてしまったことです。Wi-Fi環境でダウンロードすればよかったのですが。でも、よくよく考えてみると1曲10MBだとしても、300MBしか消費していないんですよね。0.3ギガ。意外と大したことなかったです。

 と思って調子に乗って100MBのアプリやYouTubeの動画、デジカメで撮影した写真のメール送信などを調子に乗ってやっていると、やっぱりすぐにギガが消費されていきます。通信を使った何かをすれば当然ギガが消費されるのですが、あまりにその感覚から離れすぎていて、制御し切れていないような、そんな状況に陥っていました。

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