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上野優華、最新アルバムの表情を「素材違いの機器」で感じる (3/6)
2018年12月27日 17時00分更新
自分で弾き語りしたら、きっと泣いちゃいますね
── こういう本格的なバラードを二十代になったばかりの歌手がチャレンジする例はレアだと思います。表現力が必要なので、楽曲制作の経験もライブの経験も十分に積み、30代も終わりに近づいた10年級のアーティストが「そろそろ実力も付いたしやってみよう」と思うような曲でしょう。本当に二十歳ですか?
上野優華 えっ、年齢詐称?(笑) いまが2回目の20歳だったら、私、結構イケてますよね!(笑) ……それはともかく、バラードは好きですね。自分の声質にもあっているし、「上野優華の声は、切ない要素が入っている曲に合う」って言っているくれる人もいます。
ただ、まだ二十歳でいろんな可能性があると思っているし、チャレンジもしていきたいですね。バラードが主体と言っても、アルバムの中には、ONIGAWARAさん、Shiggy Jr.さんによるアップテンポな曲も含まれていますし、曲に合った声で「どう表現するか」にはこだわっています!
最初はリズムの取り方から試行錯誤でしたが、ファンの中にはアッパーを歌っている上野優華の声が好きという方もいらっしゃいます。私の声はひとつじゃないとも気付いてもらえる、そこがアルバムの魅力だとも思います。
── いろいろな上野優華さんの声が聴ける。そして、本当に豪華メンバーが揃ったアルバムにもなっています。
上野優華 そう見た瞬間、本当にやばいなって思いました(笑) 素敵ですよね。
── 第2弾先行配信の「好きな人」は、奥華子さんの作詞・作曲ですよね。これがまたすごくいい。
上野優華 そうなんです! 本当に貴重な経験でした!!
── 曲自体は奥華子さんらしさが満載なのですが、ちゃんと上野優華の曲になっている。この「アーティスト性のブレンド感」が絶妙な仕上がりでした。
上野優華 私自身、ずっと奥華子さんの曲が好きで、アコースティックライブでもカバーを披露したことがあります。そんな奥華子さんが、スタッフさんとの楽曲打ち合わせを経て私の曲や歌声に触れ、ブログなども読んでくれたそうです。先日ラジオでご一緒させていただいた際にも、「この1曲は、上野優華がいたからできた曲」だと言ってくださったのですね。それがすごく嬉しくて。
上野優華というパーソナリティをイメージしたからこそ書けた。その日にメロディーも歌詞もわいてきた……なんていう内容を「私の口から言っていいのか」とは思うのですが、敢えて言わせてもらいます!(笑)
── 事実として、ここは言っておかないと。と、いうことですね(笑)
上野優華 本当にありがたいなと。仮歌を聴いた瞬間から大好きになりました。頭のインパクトからしてスゴイですし、1回聞いたら歌えるシンプルなメロディーに、自分に投影して聴ける歌詞の組み合わせ。同じラブソングでも、いままでは結構入り組んだものが多かったのですが、「好きな人」はシンプルでまっすぐな曲です。そこが面白いです。ただし、歌うときは超「緊張」ですよ。うまく歌えなかったらどうしようとドキドキしました。
── ちなみに、仮歌も奥華子さんだったんですか?
上野優華 はい。そして聴いた瞬間、「これを超えることはできないな」って正直思いました。とにかく声が幸せ過ぎて、ずっと聞いていたいと思いました。こんな素敵な曲を大好きなアーティストの歌声で聴けて、しかもこれが自分の持ち歌になるなんて……。なんて贅沢な仕事なのだろうって思いました。
── それはぜひ聞いてみたい。
上野優華 やばいですよね。でも、みんなには絶対聞かせない!!(笑)
── えっ!? 独り占め。それはともかく上野優華さんの歌唱は本当に魅力的でした。特にブレスがいい。絶対、工夫していますよね?
上野優華 分かります? 切ない曲では少し喉が締まったような感じのブレスがピッタリ合うので、サビ前によく入れているんですよ。
── アルバムでは奥華子さんご自身がピアノ伴奏をされていますが、ココも魅力ですよね。もしアコースティックライブをやるなら、上野優華の弾き語りも見てみたいですが。
上野優華 いっちゃいますか? 今日から練習ですね(笑) でも、自分で弾き語りしたら、きっと泣いちゃいますね。お客さんにそんな感動をお伝えできるなら、頑張ってみたいです。
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