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MU-MIMO対応で機能も性能も大満足のお手頃価格Wi-Fiルーター

複数の端末を無線LANに繋ぐなら高速1733+800Mbpsの「Archer A10」で決まり

2018年12月25日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●三宅

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気になる実効速度をチェック! 867Mbpsの接続で600Mbps以上、1300Mbps接続なら最大840Mbpsに

 Archer A10は、2.4GHz帯では800Mbps、5GHzでは最大1733Mbpsまで速度が出るWi-Fiルーターだ。実際どのくらいまで速度が出るのかを少し実験してみよう。

 今回試したのは、USB接続のWi-Fi子機となる「Archer T4U」と「Archer T9UH」だ。Archer T4Uは最大867Mbpsのもので、多くのノートPCに内蔵されているWi-Fiと同クラスの速度となる。Archer T9UHはさらにその上をいく1300Mbpsに対応した高速な製品。この2つの子機で、実効速度を測ってみた。

↑折り畳み式のアンテナを備えたUSB子機となる「Archer T4U」。5GHz帯で867Mbps、2.4GHz帯で400Mbpsの接続が可能だ。

↑Archer A10へと5GHz帯で接続してみたところ。しっかりとリンク速度が866.7Mbpsと出た。

↑Archer T4Uと似ているが、ややサイズが大きい「Archer T9UH」。5GHz帯で1300Mbps、2.4GHz帯で600Mbpsの接続が可能だ。

↑リンク速度は1.3Gbpsという表示に。ノートPC内蔵でも867Mbpsがほとんどなので、1.3Gbps接続というのはかなり速い。

 まずはWindowsのフォルダー共有機能を使い、1台目のPCをネットワークドライブ化。このPCを有線LANでArcher A10へと接続したのち、Wi-Fi接続した2台目のPCから「CrystalDiskMark」を使い、どのくらいの速度で読み書きできるのかで実験した。なお、速度は「MB/s」となるが、グラフでは「Mbps」へと換算している。また、グラフ中のリードがダウンロード速度、ライトがアップロード速度となる。

↑867Mbpsでは実効速度で600Mbpsとかなりの速さ。1300Mbpsでもライトは840Mbpsを超え、さらに高速だ。

 Wi-Fiの実効速度は条件にもよるが、一般的に半分から8割程度。フォルダー共有機能では暗号化などもあるためさらに速度は低くなりがちだ。にもかかわらず、867MbpsのArcher T4Uでは7割近くとかなりの高水準を維持していた。

 しかし、1300MbpsのArcher T9UHでは、リード速度が867Mbpsの時と比べあまり変わっていない。USB子機ではアンテナがどうしても小さくなるためか、ダウンロードはやや厳しそうな印象だ。そのかわりではないが、アップロードでは843.2Mbpsと大きく速度が向上しており、有線LANに迫るほどの速度となっていた。Archer A10の高速Wi-Fi性能は、しっかりと実効速度で体感できるだけのものがあるといえる。

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