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「HP ENVY 13 x360」高性能と高コスパを両立したRyzen搭載の13.3型2in1 PC

2018年12月17日 11時00分更新

文● 山口優 編集●村野晃一

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 日本HPの「HP ENVY 13 x360」シリーズは、13.3型タッチ対応液晶ディスプレーと360度回転するヒンジ機構を備えたコンバーチブルタイプの2in1 PCだ。利用シーンに合わせて4つのモードに変形することができ、ノートPCとしてもタブレットとしても使うことができる。プロセッサーに最新世代のRyzenを採用しており、高性能と高コストパフォーマンスを両立しているのも大きな特徴。今回は、ラインナップのうちRyzen 5 2500Uを搭載した「スタンダードモデル」を試すことができたので、実際の使い勝手やパフォーマンスなどを紹介していこう。

機能的で洗練された筐体デザインを採用

 日本HPの「ENVY」は、上質さや、モノとしてのこだわり、快適な操作性を追求したプレミアムPCのブランドだ。洗練された美しいデザインで人気があり、タブレットからデスクトップまで幅広いラインナップが揃えられている。

 今回紹介する「HP ENVY 13 x360」は、そのうちモバイル向けラインナップの中核モデルにあたる製品。名前からも推測できるように、13.3インチのタッチ対応液晶ディスプレーと360度回転するヒンジ機構を備えたコンバーチブル型の2in1 PCだ。

 本体を手にとってまず印象に残ったのが、その質感の高さ。筐体にはアルミニウム合金が使用されており、金属ならではのひんやりとした感触を楽しむことができる。剛性も高く、天板やキーボード面をちょっと押したくらいではたわんだりしないのも好印象。バッグに入れて持ち運んだり、カフェや電車のホームなどで使っていても安心感があった。

 本体サイズは幅306mm×奥行き215mm×高さ15.0~16.0mm、重量は約1.31kgと、このクラスの2 in 1 PCとしては軽量コンパクトな方。天面や底面が凹凸の少ないフラットな形状になっているのに加え、ボトムケースのエッジ部分が薄いため、ブリーフケースなどにも収納しやすいのが嬉しい。

 「ENVY」シリーズ共通の特徴でもあるが、細部のデザインへのこだわりは相当なものがある。スピーカーグリルのパンチングが幾何学的なパターンになっていたり、ヒンジ部分にさり気なくダマスカス鋼模様があしらわれていたりして、凛とした独特の佇まいが感じられる。

 といっても、デザインが優先されて実用性がおざなりになっているわけでない。たとえばインターフェイス。最近の薄型ノートとしてはかなり充実しており、本体左側面に電源コネクタとUSB3.1 Gen1、電源ボタン、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、MicroSDカードスロットが、右側面には音量ボタン、USB Type-C 3.1 Gen2、USB 3.1 Gen1が搭載されている。アダプターなどを介さなくても一般的なUSB機器をつなげて使用できるのは、やはり便利だ。

また、搭載されているWEBカメラが「HP Wide Vision HD Webcam (約92万画素) / IR カメラ」になっており、顔認証の精度が非常に高いのも本機の特徴のひとつになっている。

日本HPの「HP ENVY 13 x360」。本体にはアルミニウム合金が使用されており質感が高い

ヒンジ部分にはダマスカス鋼の模様があしらわれている

本体左側面には、USB3.1 Gen1、電源ボタン、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、microSDカードスロットが搭載されている

本体右側面には、音量ボタン、USB Type-C 3.1 Gen2、USB 3.1 Gen1、電源コネクターが搭載されている

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