世界的に広がる
KaiOS搭載フィーチャーフォンの波
KaiOS搭載フィーチャーフォンは、ほかにもちょっと知られたメーカーが販売しています。CATブランドのタフなスマートフォンを出すキャタピラーのフィーチャーフォン「CAT B35」はKaiOSで動きます。IP68/MIL-STD-810G対応のハードなボディーに320×240ドットディスプレーを搭載。LTEにも対応するので日本でも売ってほしいくらい。日本で販売されればKaiOSの日本語環境も整うでしょうから、ぜひ投入してほしいものです。
ヨーロッパなどで年配者向けの簡単ケータイを売っているDoroも「7050」「7060」がKaiOS搭載モデル。折りたたみ型で閉じればコンパクトなスタイルになります。ほかのKaiOS端末がカメラ画素数は200万画素であるのに対し、この7050/7060は300万画素とちょっと高解像度。メモ撮り程度の画質とはいえ、このスペックはうれしい仕様です。
フィーチャーフォンでもWi-Fiが使えれば、音声通話しかできないようなプリペイドSIMでもホットスポットを探してデータ通信することが可能です。先進国ではそこまで気にする人はいないでしょうが、新興国ではWi-Fiが搭載されたフィーチャーフォンの需要も高まっています。KaiOSならWi-Fiのコントロールもスマートフォン同様、簡単に操作可能です。
日本でもカード型携帯電話など、簡易機能・簡単機能な携帯電話が出てきています。でもスマートフォンと一緒に持ち運ぶとはいえ、いざってときはSNSができると便利ですよね。KaiOS搭載のフィーチャーフォンが日本でもこれから増えてほしいものです。
「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!
長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!
「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!
→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む
★ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。

この連載の記事
-
第785回
スマホ
ファーウェイのフラグシップスマホは「Mate 80」まで独自進化! テレコンレンズ装着可 -
第784回
スマホ
水冷スマホも触り放題! REDMAGICのリアルストアが中国・深圳にオープン -
第783回
スマホ
第3第4のモバイルOSを目指していた!? Sailfish OSが再浮上で「Jolla Phone」登場 -
第782回
スマホ
デジタルデトックスに必要なのは「カメラなし」スマホだ! -
第781回
スマホ
まだまだ生き残っているWikoのスマートフォン、2025年モデルを確認した -
第780回
スマホ
今度のアストンマーティンスマホは「タイヤ交換」のようなカメラ部のデザイン変更が面白い -
第779回
スマホ
深圳のOPPOストアで望遠レンズスマホを体験! 最新モデルを触ってきた -
第778回
スマホ
中国で折りたたみスマホ競争が激化、サムスンが高級モデル「W26」を発売 -
第777回
スマホ
エントリースマホが一変! HMD「Fusion」の機能性カバーが便利すぎたのでほかのスマホにもほしい -
第776回
スマホ
地下通路にズラリと並ぶ中古スマホ屋たち! 中国・重慶のスマホ市場のカオスっぷりが楽しい -
第775回
スマホ
「メイド・イン・サウジ」中東で作られたタフスマホをドバイで発見! - この連載の一覧へ








