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山根博士の海外モバイル通信 第420回

ケータイ復活!? グーグルが出資のKaiOS搭載機が世界で増加

2018年11月16日 10時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII編集部

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世界的に広がる
KaiOS搭載フィーチャーフォンの波

 KaiOS搭載フィーチャーフォンは、ほかにもちょっと知られたメーカーが販売しています。CATブランドのタフなスマートフォンを出すキャタピラーのフィーチャーフォン「CAT B35」はKaiOSで動きます。IP68/MIL-STD-810G対応のハードなボディーに320×240ドットディスプレーを搭載。LTEにも対応するので日本でも売ってほしいくらい。日本で販売されればKaiOSの日本語環境も整うでしょうから、ぜひ投入してほしいものです。

キャタピラーのタフなフィーチャーフォンもKaiOS搭載

 ヨーロッパなどで年配者向けの簡単ケータイを売っているDoroも「7050」「7060」がKaiOS搭載モデル。折りたたみ型で閉じればコンパクトなスタイルになります。ほかのKaiOS端末がカメラ画素数は200万画素であるのに対し、この7050/7060は300万画素とちょっと高解像度。メモ撮り程度の画質とはいえ、このスペックはうれしい仕様です。

年配者向け端末を出すDoroのKaiOSモデル

 フィーチャーフォンでもWi-Fiが使えれば、音声通話しかできないようなプリペイドSIMでもホットスポットを探してデータ通信することが可能です。先進国ではそこまで気にする人はいないでしょうが、新興国ではWi-Fiが搭載されたフィーチャーフォンの需要も高まっています。KaiOSならWi-Fiのコントロールもスマートフォン同様、簡単に操作可能です。

Wi-Fi内蔵なのでYouTubeやグーグルマップ、Facebookも気兼ねなく使える

 日本でもカード型携帯電話など、簡易機能・簡単機能な携帯電話が出てきています。でもスマートフォンと一緒に持ち運ぶとはいえ、いざってときはSNSができると便利ですよね。KaiOS搭載のフィーチャーフォンが日本でもこれから増えてほしいものです。

KaiOSの日本上陸を望みたい

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