Optaneメモリーで高速化した場合のSSDとHDDの速度をチェック
Core i+でデータ用HDDも超高速化!? トータルで秀でた高コスパゲーミングPC
2018年10月16日 11時00分更新
LEVEL-R03A-i7P-RNRのゲーミング性能をチェック
Core i+プラットフォームによってデータドライブも高速化され、より快適な環境となっているLEVEL-R03A-i7P-RNRだが、本来の用途であるゲーミング性能はどのくらいだろうか。定番のベンチマークソフトを使い、その実力を探ってみよう。
6コア/12スレッドのCore i7-8700でゲームも実況も余裕でこなせる
まずはCPU性能から。第8世代コア、しかも6コア/12スレッドというCPUなだけに、ゲームはもちろん、写真や動画の編集、CG作成、プログラミングといったクリエイティブな用途でもしっかりと応えてくれる性能がある。CPUパワーに余裕があるので、ゲーム実況していてもゲームへの影響が少なく、画質や解像度を落とさず遊べるのがメリットだ。
このCPUの性能がどのくらいなのか、定番の「CINEBENCH R15」で調べてみよう。このソフトはCGのレンダリング速度からCPUの性能を計測してくれるもので、独自のcbというスコアで結果を出してくれる。この数値が大きければ大きいほど、高速なCPUとなる。
結果は1395cbとかなり高い。オーバークロック可能な上位モデルのCore i7-8700Kが1440cb前後となるため、これに比肩するだけの性能がある。オーバークロックするなら上位モデルがいいが、定格のまま使うのであれば性能差がほとんどないだけに、Core i7-8700はコストパフォーマンスの高い、よい選択肢だといえる。
ゲーミング性能もベンチマークでチェック
続いてGPU性能がメインとなるゲーミング性能を見ていこう。こちらは定番の「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」(FF14ベンチ)、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」(FF15ベンチ)に加え、ベンチモードを搭載している「Shadow of the Tomb Raider」(トゥームレイダー)でも試してみた。
まずはFFベンチ2本から。FF14ベンチは軽量なテストとなるため、1920×1080ドット、最高品質、フルスクリーンモードで実行。FF15ベンチは重量級のテストとなるため、標準品質、1920×1080、フルスクリーンで試している。
軽量のFF14ベンチは余裕となるが、FF15ベンチでは「快適」という結果。シーンによっては重たくなる可能性もあるが、まずは問題なく遊べるレベルといえる。GeForce GTX 1060搭載機としては標準的なスコアだ。
続いて、トゥームレイダーの結果も見ていこう。解像度は1920×1080で、画質設定を最高から低まで、4段階に切り替えた場合で試してみた。結果はかなり詳しく出ているが、まず注目したいのが平均フレームレート。この値が60を超えていれば、プレーに支障がないと判断した。
結果を見ると、「高」の「中」の結果がなぜかほぼ同じになってしまっていたが、それ以外では画質による性能の変化が見て取れた。「最高」では平均フレームレートが52と低いので、多少ガタツキがあるレベルだが、遊べなくもない。動きよりも画質を重視したいのであれば、「最高」のままでも問題ないだろう。
画質と速度のどちらも重視するのであれば「高」がオススメだ。平均フレームレートで60を超えているので、まず問題ない。基本は「高」で始めて、ガタツキが気になるなら画質を「中」以下にし、気にならないなら「最高」にあげてみるのがよさそうだ。
トゥームレイダーのベンチは画質による差があまり大きく出ないだけに、GPU選びは慎重に行ないたいタイトルといえる。快適に遊びたければ最低でもGeForce GTX 1060、できればそれ以上を搭載しておきたい。