2018年秋。デジタルカメラの世界では、一気にフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼が誕生し、時代はフルサイズだーと盛り上がっている中、しれっと登場したAPS-Cサイズセンサーのミラーレス一眼に「実用性や使い勝手を考えたら、これがいいんじゃね?」という声すら上がっているのは意外と知られてない。
それが富士フイルムの「X-T3」である。というわけで、秋の新製品シリーズ第4弾。
X-T3は散歩のおともに最適!
さっそく、X-T3を持って散歩。向かったのは葛飾区。わたしが今度行なう街歩きの下見とX-T3のテストを兼ねてぶらぶらと歩いてきたのである。知らない街で知らない猫と出会うってのは醍醐味のひとつ。出会えないときは出会えないけど、それはしょうがない。
堤防上の道を歩いていると、草の斜面に違う色がまじってるのを発見。猫である。さっそく望遠レンズにつけかえてアップで。ああ、めちゃこっちを警戒してるのが目つきでわかるのがたまらん。
別のアングルから撮りたいなと思って、ぐるっと遠回りして土手下に降りて近づくと(まっすぐ降りると驚いて逃げちゃうから)、チャトラはちょっと警戒して塀の上にぴょこんと飛び乗り、これ以上近づいたら逃げるからな、って顔でこっちをじっとみてる。いやむしろ、気を許してもいいかどうか値踏みしてる感じかも。
チャトラと別れ、しばらく歩く。次に出会った猫は旧道から1本入った路地。道路の端にちょこんと座っているキジシロである。
目が合うと、すぐ横の駐車場に入っていったのでそっと覗いて見ると、車の下に潜り込んでじっとこっちを観察してる。
車の下の猫を撮るときはモニターを開いてローアングルが鉄則。さらにいえば車の下は影になっていて暗いので猫が適正な明るさで映るよう調節するのである。
しばし互いに見つめあってると、こちらが害を加えるつもりはないってことがわかったようで、のそっとクルマの下から這い出てくれた。
しかも、このキジシロが安心したのを感じ取ったのか、どこからともなく別の猫もほわっとやってきて、こっちは近寄ってくれなかったので遠近ツーショット。何か食べ物でもくれるといいな、という感じでほどよい距離を保ってるのがよくわかる。
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