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北海道地震から停電復旧で助かったのはマキタの製品と友達ネットワーク

2018年09月11日 18時00分更新

文● 四本淑三

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我が家もやっと復旧(9月7日夜から8日未明 地震発生から46時間)

 市街地に灯りがあるおかげで、夜になっても空は薄明るく、前日までの暗闇感はない。民間機も運行を再開したようだが、空港が混んでいるのか、上空を何度も旋回し続けている。

 22時を回ると、徐々に携帯のネット接続も復活してきた。が、入れ替わりに今度は自分のモバイルバッテリーが尽きてしまった。明日はどこかで充電しなければならない。

 と、ブルーな気分になっていた8日午前1時半頃、ついに我が家の周囲の街灯も点灯し始めた。

 ブレーカーを上げると、Softbank Airで当たり前にネットへつながった。電力復旧に向けて現場で働いているみなさん、ありがとう。では、お風呂に入って、ひとまず電化生活を満喫だ。

9月でまだ良かった

 翌朝の9日までには、ほぼ道内全域の電力が回復したらしいが、震度3や4程度の余震はまだ頻繁に起きる。これにはもうウンザリしてきた。物流も製造も完全に途絶えてしまったために、スーパーにはまだほとんど物が並んでいない。苫東厚真発電所が復活するまでは、計画停電の可能性も残っている。まだ普段どおりに戻るまで時間はかかるだろう。

 それでも、9月上旬だったからまだ良かった。もし真冬の2月にこの規模の災害が起きたらどうなっていたか。朝はマイナス20度まで下がる地域で、エネルギー供給が絶たれ、雪で交通が途絶してしまえば、確実に死人が出る。

 結局、我が家の場合は46時間ほど電気が使えなかっただけだったが、その割にはちょっと疲れた。こういうときは、うちから車で30分も走れば「こぶしの湯あつま」という、いい感じのお風呂がある。併設のレストランは豚丼がおいしいと評判だが、うちではなぜかちゃんぽんの評価が高い。お風呂の帰りに市原精肉店のジンギスカンを買って帰ればフルコースだ。それが普通にできる日常が早く戻ってきてほしい。

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