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長時間駆動で1日外出する程度ならACアダプターいらないかも!

10万円台ノングレア13.3型ノートPCはどこでも使えるメインマシン有力候補

2018年09月06日 07時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●八尋/ASCII.jp

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「Altair F-13KR」

 厚さおよそ15.9mm、重さ約1.19kgという薄型軽量で、カバンに入れてどこにでも持ち運べるノートパソコン「Altair F-13KR」。10万7978円というリーズナブルな価格ながら、CPUにCore i5-8250U(1.6GHz)を採用し、ストレージにも256GB SSDを搭載。メインマシンとして使用しても差し支えない性能を持っている。では、使い勝手はどうだろうか。今回は「Altair F-13KR」を実際に使ってみた。

打鍵感良好で快適に打てるキーボード、キーピッチもしっかり確保

テンキーなしのキーボードを採用。配列もほぼスタンダードなため、普段デスクトップ向けのキーボードを使っている人もすぐに慣れるだろう

 13.3型のAltair F-13KRは、ほぼA4サイズのノートパソコン。横幅もコンパクトなため、テンキーなしのキーボードを採用している。キーピッチはきちんと確保されており、デスクトップパソコンのキーボードに慣れた人でも違和感は少ないだろう。快適にタイピングできる打鍵感で、キーが重すぎず、軽すぎずといった感じだ。スペースキーは若干弱く感じたが、ほかのキーより長いためではないかと思う。

 ノートパソコンにありがちな変わった配置もほぼないので、その点も問題ない。しいていうと、右側のAltキーがない点くらいだろうか。カーソルキーの上下キーが、ほかのキーの半分の大きさなので少し使いづらい印象を覚える人もいるかもしれないが、逆に両キーに指を置いたまま前後に倒すだけで上下に動かせると考えると、これはこれでありだと感じた。

 キーボードのいちばん右には、通常テンキーやカーソルキーに配置される「Home」「PageUp」「PageDown」「End」キーがあり、右上には電源ボタンが配置されている。キーボード内に電源ボタンが配置されているのに慣れておらず、文字入力をしながらDeleteキーを押そうとして何度か電源ボタンを押してしまった。入力中に電源ボタンを押した場合、シャットダウンではなくスリープモードとなるのですぐ復帰できるが、慣れるまで少し時間が必要かもしれない。

 タッチパッドは、ボタンが独立していないタイプ。手前側の左右のボタンを押せば、クリック操作ができる。タッチパッドの感度はわりと敏感なようで、指が触れていない状態でも反応するときがあった。逆にボタンは押しているのに反応がないときがあり、的確にボタンを押すのには少しコツが必要な印象を受けた。

外でも映り込みが少なく使いやすいノングレアディスプレー

ディスプレーは映り込みが少なく目が疲れにくいノングレアパネルを採用

 Altair F-13KRのディスプレーはノングレアで、周囲の光の映り込みが少ない。薄型軽量のため、外へ持ち出しての使用を前提に考えると、ノングレアタイプのほうが合っている。発色自体は目に優しい感じだ。

 また外で使う場合、周囲に迷惑にならないか気になるのは音だが、ストレージがSSDのため、HDDのような駆動音はない。ただ、負荷の高いソフトを動かした場合、パソコン内部を冷やすためのファンが稼働する。このファンから少し高めの音がでるので、外で負荷が重めの作業をする場合は駆動音を気にしたほうがいいかもしれない。

ACアダプターなしでも長時間使えるバッテリー

 外で使う際、電源が確保できないときもあるが、Altair F-13KRは省電力型のCPUを搭載しているため、ACアダプターを接続しなくてもわりと長時間が使用できる。BBenchを使って、フル充電からのバッテリー稼働時間を調べた結果は下記のとおり。なお、「60秒間隔でのWeb巡回」と「10秒間隔でのキーストローク」に設定している。

BBenchで残り6%になるまでの時間を調べた結果

 診断結果によると、電源なしでも8時間強使えるのがわかる。省電力モードを使わずに計測しているので、省電力モードを使用すればさらに長い時間使えるだろう。電源接続なしで8時間使えれば、たいがいの作業はできてしまうと思うので、1日の外出であれば、ACアダプターを持ち歩かなくてもいいだろう。

 Altair F-13KRのスペックは前回お伝えしたが、再度おさらいしておこう。CPU-Zを用いた結果は下記のとおり。

Altair F-13KRのCPU

GPU

メモリー

 Windowsマシンとしての快適さを測るWIN SCORE SHAREで計測してみたところ、CPUはCore i5ながら8.9ポイントという高いスコアになっている。GPUがCPU内蔵タイプのため、グラフィックスのスコアが少し低いが、全体の評価が7.3ポイントなら及第点といえる。

WIN SCORE SHAREの計測結果

 さらに「CrystalDiskMark」を使ってストレージの速度を計測した結果は下記のとおりだ。

CrystalDiskMarkの計測結果

 ストレージはSSDのためかなり高速。ファイルの読み書きなどでストレスは感じないだろう。パソコンの起動・終了もすぐに終わり、使いたいときにすぐ立ち上げられ、終了時にも時間を取られないので、移動先で使うにも便利だ。

 次回は、グラフィックス性能なども含め、ベンチマークなどを行なって「Altair F-13KR」の実力を測ってみる。

試用機の主なスペック
機種名 Altair F-13KR
CPU Core i5-8250U(1.60GHz-3.40GHz/4コア/6MBキャッシュ)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス620(CPU内蔵)
メモリー 8GB DDR4
ストレージ 256GB SSD
ディスプレー 13.3型(1920×1080ドット)、ノングレア
内蔵ドライブ
サウンド マザーボード 標準 オンボードHDサウンド
無線LAN Intel Wireless-AC 8265(IEEE802.11 ac/a/b/g/n)
接続端子 USB 3.0端子×2、USB 3.0(Type-C)、HDMI端子、microSDカードリーダー、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子
電源 リチウムイオンバッテリー
サイズ 316mm(幅)×217mm(奥行き)×15.9mm(高さ)
重量 約1.19kg(バッテリー含む)
OS Windows 10 Home(64bit)
価格 10万7978円から

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