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新たな疾患モデルマウスを開発し、創薬のための基盤技術を確立

ゲノム編集のセツロテック、いわき明星大学と疾患モデル開発の共同研究契約を締結

2018年07月24日 08時00分更新

文● 山口/ASCII

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 ゲノム編集受託サービス提供のセツロテックは7月24日、疾患モデル動物・培養細胞の開発のための解析を目的とした共同研究について、いわき明星大学の地域連携センターの加藤茂明特任教授と共同研究契約を締結したと発表。

 同社は、ゲノム編集技術活用の疾患モデル動物、疾患モデル細胞を開発している。疾患モデルを開発する際に、遺伝子機能をin-vitro(試験管内での人工的な環境)ならびにin-vivo(マウスなど実験動物での生体内環境)で解析することが重要になる

 開発する疾患モデルマウスの候補を、いわき明星大学で遺伝子機能解析するための取り組みを始めるため、今回の共同研究契約を締結した。

 研究を通し、新たな疾患モデルマウスを開発することで、創薬のための基盤技術を確立していくとしている。

 いわき明星大学は、薬剤師国家試験の合格率が全国で常に上位の学校。教育活動は強かったが、研究活動は今後の注力領域になる形。設備の本格稼働にもつなげ、企業との共同研究により研究活動も活発化を狙おうという試みになる。また、セツロテックとしては学生に研究に参画してもらい、人材採用の安定化にもつなげるとのこと。

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