ZTE AXON 7がいろんな意味で呼吸困難になったので
サムスン電子「Galaxy S9」を手にした
人柱ビルドは美味しいと、そのまま使い続けていたZTE「Axon 7」に再び自動リブート機能が発生した。何か解決方法はないものかと日本のZTEにアクセスするとグローバルサイトが表示され、Axon 7のファームウェアアップデートをチェックしようとするとサーバーに接続できないといった状況でもあったので、AXON 7は神棚にマウントすることにして、サムスン電子の「Galaxy S9」への機種変更に踏み切った。
タイミングとしては、大手キャリアの新作が発表された直後であり、Snapdragon 845の検証になる端末がいいなと、Galaxy S9にした。当初は2画面スマホの「M Z-01K」を手にして、より健やかなる茨の道を歩もうと考えていたが、複数のドコモショップの店頭で見つけられなかったので諦めた。発売予定を見ると「HUAWEI P20 Pro」も候補にあったが、諸先輩たちがやたらとHUAWEI P20 Proと連呼しているのでスルーしたほか、あえて「Galaxy S9+」にしなかったのは、競合端末を含む状況から、シングルカメラという部分にチャレンジ精神を感じたからだ。カラバリはライラックパープルをチョイス。カバンの中で発見しやすい色というだけで選んでいる。
Galaxy S9は、Galaxy S7から採用されたエッジスクリーンを継続採用しており、外観はGalaxy S8とほとんど変わっていない。そのため、手に持った感じではあまり新鮮味がないのだが、本体上部と下部についてはGalaxy S8よりもフラットになっており、横画面時の持ちやすさが向上していることに気がついた。Galaxy S8を使っていたのなら、なんら違和感を覚えることなく移行できる。
背面はアウトカメラと指紋センサー、LEDライトなどがあり、これらは上部中央に集められている。指紋センサー部は少しヘコんでいるため、アウトカメラを指で触ってしまいにくい。また描写に影響が出そうなくらいレンズ表面が汚れている場合は、カメラアプリ上でレンズに汚れがある旨が表示されるので、撮影したあとで汚れに気がつくことないだろう。
本記事のGalaxy S9の外観写真はDOME GLASSを貼り付けた状態となっている。「これはうれしい! ドコモショップで曲面ピッタリ保護ガラスの貼り付けサービス」もついでに試した。エッジスクリーンに最適なサービスであり、Galaxy S9/S9+を検討しているのであればオススメだ。ガラス端に硬化した液体シリコンが残ることもあるが、数日後にティッシュやキムワイプなどで軽く拭いていくと除去しやすい。なお、購入した店頭スタッフ曰く「作業工程は簡素化されているが、店舗ごとに練度の差がある」とのこと。
次は機能や設定を見ていこう。わかりやすい独自機能としてはエッジパネルがある。これも継続採用なので、カンタンに触れる程度にするが、画面端から呼び出せる多機能ランチャーだ。機能の追加にも対応しており、カスタムしやすいのが特徴的。よく使うアプリの登録から慣れていくといいだろう。
生体認証は指紋と顔、虹彩認証に対応する。顔認証は静止画ベースで堅牢ではないが、虹彩認証は赤外線センサーを搭載しており、太陽光下では厳しいが、室内や電車内といった明るさであれば指紋認証に近い速度でアンロックできる。
もう1つの独自機能は、サムスン電子版アシスタント機能である「Bixby」。周辺情報やニュースなどを集めてくれるほか、カメラアプリ内で使用すると写しているものを認識してくれるといった機能もある。順調に機能を拡充しているのだが、人によってはGoogleアシスタントを愛用していると思われるので、比べてみて気に入ったら使用するといいだろう。なおBixbyボタンは、サードパーティー製アプリで、異なるアプリの起動ボタンにしたり、ランチャー呼び出しボタンにもできる。
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