日本HPは6月25日、クリエイターやエンジニア向けに設計したモバイルワークステーション「HP ZBook Mobile Workstation」の新製品5モデルを発表した。標準価格は11万8800円から。オンラインストアのHP Directplus、日本HP販売代理店、HP Directplusコールセンター、HP Directpartnerで、6月26日から順次販売する。
HP ZBook G5 Mobile Workstationは、精密加工したアルミニウムを筐体に使用することで、構造上の完全性、耐久性、軽量性が向上している。ベゼル枠の狭いディスプレーを採用し、画面領域はより広くなっているとのこと。正確な手描き入力体験やツールが不要なアクセスパネルなど、クリエイターに最適な創造体験を実現するとしている。
また、キーを押すだけでインターネット会議への参加や通話ができるコラボレーションキーボードを採用。低音が響くというBang & Olufsenのスピーカーも搭載している。
「HP ZBook Studio x360 G5 Convertible Workstation」は、15.6インチのコンバーチブル型モバイルワークステーション。アルミニウムCNC削り出し加工デザインで、負荷のかかる複数のアプリケーションを快適に実行できる高いパフォーマンスを搭載しているとのこと。
NVIDIAのビデオカードとインテル 第8世代 Core i7プロセッサーにより、高解像度の画像を遅延なく編集できるとしている。360度回転するディスプレーを備え、ノートPCモード、タブレットモードに加え、プレゼンに適したテントモードなどさまざまな用途で活用でき、4096階調の筆圧レベルに対応した手描き入力ができる。下り最大450Mbpsの高速通信に対応したLTE-Advanced対応の通信モジュールも搭載している。標準価格は39万7440円で、発売は7月下旬。
「HP ZBook Studio G5 Mobile Workstation」は15.6型モバイルワークステーション。NVIDIA Quadroグラフィックスとインテル 第8世代 Core i7プロセッサーを搭載している。標準価格は34万5600円で、発売は7月下旬。
HP ZBook Studio x360 G5 Convertible WorkstationとHP ZBook Studio G5 Mobile Workstationは、内蔵プライバシースクリーン機能「HP Sure View」を搭載し、キーを押すことでスクリーンを白濁させられる。ディスプレーは650nitの輝度を備え、屋外での快適な利用を実現するとのこと。
「HP ZBook 17 G5 Mobile Workstation」は、17.3型のハイエンドモデル。複数コンテンツの連続した編集やデータ操作、VR開発などでも途切れることのないパフォーマンスを発揮するという。
前世代と比較してコアを50%多く搭載し、最大64GBのメモリー、NVIDIA Quadro P5200グラフィックスなどを備え、前世代と比較して約20%優れた排熱性能により冷却と静音を維持するとのこと。
17.3インチの4K高色彩精度「HP DreamColor」パネル搭載モデルでは、Adobe RGSカバー率100%、最大10億色表示、内蔵測色機を備え、正確な色再現と色表示を必要とする映像制作、写真家などに最適な環境を実現するとしている。標準価格は34万3440円で、発売は7月下旬。
「HP ZBook 15 G5 Mobile Workstation」は、CADや映像編集、教育機関などに向けた15.6型のスタンダードモデル。筐体は排熱性能が前世代よりも約30%高く、最大限のパフォーマンス負荷での実行時も静音と冷却を維持するという。標準価格は28万9440円で、発売は7月下旬。
「HP ZBook 15v G5 Mobile Workstation」は15.6型モデル。複数のアプリを一度に実行する場合でも、インテル Xeonプロセッサーと32GBのメモリーにより、素早く反応するという。NVIDIA Quadro P600も搭載しているため、複雑な2Dおよび3Dのモデリングに取り組めるとしている。
また、Autodesk、Revit、SOLIDWORKSなどが提供するソフトウェアを使用したときにも、安定したパフォーマンスを得られるよう最適化しているとのこと。標準価格は11万8800円で、発売は6月26日。