デザインやエアフローが刷新された「GALLERIA GAMEMASTER」シリーズ。前回は採用された筐体をチェックしたので、今回はラインナップの中から1つを選んでベンチマークをチェックしていく。
同シリーズには、「GXH」「GXT」「GXF」「GXZ」と4つの基本モデルがあり、GAMEMASTER GXFはアッパーミドル的な立ち位置となる。バランスがよく、予算と遊びたいゲームタイトルとの兼ね合いから検討していくならちょうどいいモデルだ。
GAMEMASTER GXFは、Core i7-8700(3.6GHz)、Geforce GTX 1070 Tiをベースにしており、メモリーは標準構成で8GB、ストレージはSSD 500GB、HDD 1TBとなっている。メモリーについては、ゲームタイトル次第だが録画したデータの編集や配信もしたいのであれば、16GBに増強しておきたい。また、NVIDIAの「Ansel」でスクショライフを満喫したいのであれば、32GBはほしいところ。
しかし、検討したほうがいいのはメモリーくらいで、先にいうとベンチマーク結果から標準スペックでも大半のゲームタイトルを快適に遊べる構成だというのがわかった。そのため、パソコンについて詳しくないがゲームやVRで遊びたい人向きともいえるし、40タイトル以上のゲームでの動作を確認済みであるのも大きい。
ベンチマークは、「3DMark v2.4.4264」「PCMark 10 v1.0.1493」「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーターベンチマーク」「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」「V-ray Benchmark 1.0.8」を計測。
ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーターベンチマークは、少し重めといわれるゲームタイトル、、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONはAAA級のタイトルで最高品質で遊べるかどうかの判断材料になる。3DMarkはそれぞれのテストに応じてだが、詳しくない場合は上記のFF系ベンチマークのみで判断してもいい。
そのほかのベンチマークについては、ゲーム以外も検討する人向けなので、ゲームだけ楽しみたいという人はスルーしても問題ないのも付け加えておく。なおグラフィックスドライバーバージョンは、391.35。
3Dグラフィックス重視するゲームタイトルは、タイトル次第となるが、とりあえず最高設定でプレーしてみて、フレームレートの落ち込みが気になったら設定を下げるくらいでいい結果だ。VRについてはタイトルによっては設定を落とす必要が出てくるが、バーチャルキャストをしてみたいのであれば快適で、「VRChat」についても安心して遊べるだろう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | GALLERIA GAMEMASTER GXF |
CPU | Core i7-8700(6コア/HT対応/定格3.20GHz/TB時最大4.60GHz/L3キャッシュ12MB) |
メモリー | 8GB PC4-21300(DDR4 SDRAM、4GBx2) スロット数4のうち2スロット使用 |
GPU | GeForce GTX 1070 Ti(8GB GDDR5) |
ストレージ | 500GB SSD+1TB SATA 6Gb/s(SATA III) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T) |
接続端子(前面) | USB 3.0端子×4、マイク入力、ヘッドフォン出力 |
接続端子(背面) | USB 2.0端子×2、USB 3.1 Gen1端子×2、USB 3.1 Gen2(Type-A)端子×2、DVI-D、HDMI、DisplayPort×3、マイク入力、ライン入力、ライン出力、有線LAN端子、PS/2端子 |
電源 | 600W 静音電源((80PLUS TITANIUM/ATX-1860) |
サイズ | およそ幅210×奥行490×高さ450mmで |
重量 | 12.5kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |