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Core i5-8400付属クーラーは性能不足?

夏を乗り切るi5-8400最適CPUクーラーはコレ

2018年05月19日 15時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

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CPUクーラーの追加購入を勧める店員が多い
「Core i5-8400」

 コスパ優秀なH370やB360搭載マザーボードの登場で、より組みやすくなった第8世代Coreプロセッサー。

 コスパを重視した自作PCでダントツ人気になっているのが、6コア/6スレッド、最大4GHz動作で、そろそろ2万円を割りそうな「Core i5-8400」だ。コストと性能のバランスが抜群で、コストを抑えつつ、オフィスワーク、動画編集、ゲーミングと、幅広い用途にオススメできる。

優秀なコストパフォーマンスで人気となっている6コアCPUのCore i5

 なお、Core i5-8400の全コア負荷時の動作クロックは4GHzを下回るが、3.8GHz前後と十分高いので6コア駆動と相まって多くの用途で処理能力に不足なしだ。

 間違いなく、鉄板CPUのひとつになるCore i5-8400だが、秋葉原のショップスタッフからは、「付属のCPUクーラーだと夏が不安」という声がチラホラ出ている。

 さまざまな構成の相談を受け、日々提案したPCを組み立てて動作を確認しているスタッフのなかには、6コアCPUの構成を提案する際は、必ずCPUクーラーの変更を提案しているという声もあった。

Core i5-8400に付属するインテル純正CPUクーラー。確かに6コアCPUを使うには、不安を誘う大きさだ……
ヒートシンクは中央の厚い部分でも約20mmと薄く、外周部では14mm程度の厚さになっているCPU受熱ベース部もアルミニウムになっている。重量はファン、マウンター込みで177グラムだった

 Core i5-8400に付属しているCPUクーラーは、インテルおなじみの形状で、薄型、銅柱なしと、4コア Core i5に付属するクーラーと同レベル。

 新旧Core i5のTDPは同じ65Wなので問題ないとも言えるが、実際にPCを組み、ストレステストで動作をチェックしているショップスタッフの声は聞き流せない。

 というわけで、早速、Core i5-8400のリテール版を用意して、パフォーマンスをチェックしてみた。

コストを取るか、ノイズを取るか……

 ここではCore i5-8400にH370チップセット搭載マザーボード、16GBメモリー、GeForce GTX 1060、500GB SSDなどを搭載するPCを用意してテストしている。

 テストは高負荷をかける「OCCT」の「CPU:OCCT」と3Dベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を、それぞれ20分間実行。「HWiNFO」でCPU温度を記録し、各テストを18分実行した時点から、1分間の最大CPUコア温度を抽出し、平均を求めている。

テスト環境
CPU Intel「Core i5-8400」
(6コア/6スレッド、定格2.8GHz、最大4.0GHz、TDP 65W)
マザーボード ASRock「H370 Pro4」(Intel H370、ATX)
メモリー crucial「W4U2666CM-8G」(DDR4-2666、8GB×2)
ビデオカード Palit 「NE51060015F9-1061D」(GeForce GTX 1060、GDDR5 6GB)
SSD WesternDigital「WD Blue 3D NAND SATA 500GB」(2.5インチ、SATA3)
電源ユニット 玄人志向「KRPW-BK550W/85+」(550W、80PLUS BRONZE)
OS Windows 10 HOME Fall Creators Update(64bit、バージョン 1709)
コスパ良好なThermaltake製PCケースの「Versa H26」に組み込んでテストしている。フロントとリアに120mmファンを1基装備する

 テスト結果は以下の通りで、アイドルは不安の欠片もない温度になっているが、「CPU:OCCT」実行中のCPU温度の平均は79.5度まで上昇し、瞬間だが81度を記録している。

 動作クロックを下げて発熱を抑える“サーマルスロットリング”は発生しておらず、ベースクロックが100MHz割れだったため、3790~3793MHzの動作クロックになったが、すべてのコアに負荷がかかった際のCore i5-8400の最大倍率(インテル非公開)と思われる38倍を、しっかりと維持していた。

 また、ゲーミングを想定した「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」では、GeForce GTX 1060からの内部排気があるものの、CPU負荷は分散するため、CPU温度は余裕のある50.5度になった。

リテールクーラーでのCPU温度
「CPU:OCCT」実行中も6コアすべてが3791.6MHzで動作
「CPU:OCCT」を20分実行。各コアのCPU温度は70~81度に収まっている

 6コアすべてのCPU負荷が100%に達する高負荷作業を行なう場合は、多少不安になるCPU温度ではある。動作クロック的にも、Core i5-8400はCPUクーラーの別途購入が必須とは言えない微妙な結果になるが、これに高負荷時のファン駆動音を加味すると、断然追加購入がおすすめと言えるようになる。

 テストでは6コアすべての3.8GHz、負荷100%動作を維持するため、「CPU:OCCT」開始30秒ほどでファン回転数は2900rpm台に達し、PCケースのサイドパネル(アクリルパネル)を取り付けている状態でも、うなるようなふぁんの回転数はかなり耳ざわりに感じた。

 騒音値自体は暗騒音31.5dBAの室内において42.3dBAなので、日中よりも静かなレベルになるが、ファン回転数の上下にともなう音の変化もあり、付属CPUクーラーのファンノイズはかなり気になった。

リテールクーラーでの騒音値

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