各種デバイスを装着し終わると、いよいよプレイ開始となる。ゲームが始まると、まず王様と案内役のピンク色のホイミスライム「ホミリー」が登場。プレイヤーたちに大魔法ゾーマ討伐を依頼。ドラゴンクエスト王道の展開に胸熱である。つばさのプレイの様子は以下動画で確認してもらいたい。映像は見えなくても、傍から見ているだけで、だんだんとチームプレイができてきている様子が確認できる。
王様の話が終わると「草原」フィールドに。まずは、おなじみのモンスター「スライム」や「ドラキー」などが登場。前方だけなく、至るところからモンスターが登場するため、戦士は移動しながら攻撃を剣を振る。
魔法使いや僧侶は盾を持たないため、戦士の後ろ側に陣取りながら、戦士から見えない範囲の敵に攻撃をしたり、体力の減った戦士を回復する必要がある。
プレイヤーは1回攻撃を受けると瀕死になり、2回攻撃を受けると戦闘不能になる。今どの状態かはプレイヤー名の色で判別できる。ドラクエではおなじみだが、瀕死だとオレンジ、戦闘不能だと赤になっている。
最初の敵は動きも早くないため、ここで操作方法をきちんと覚えておきたい。魔法使いの魔法は、魔法陣を表示したときなどに名称を確認することができない。これはあえて不親切にしてあり、プレイするごとに操作方法を学べる楽しさを残しているためだという。敵はどんどん強くなるので、それに合わせてプレイヤーが操作を覚える仕掛けとしている側面もあるのだろう。
また、プレイを続けていると、前方にしか意識が行きがちな戦士に後方から迫る敵の注意喚起を後衛の魔法使いや僧侶が行なったり、戦士は迫る敵の対処をどちらが行なうか、自然と声掛けを行なうようになる。そうしたことを繰り返すうちに、仲間意識が芽生えるのも本作の魅力のひとつだ。
本作では剣を振ると、剣の残像が残るようなエフェクトが表示され、自分の目から見ても斬撃がカッコよく見える。また、VRのプレイを慣れた人は知っているが、剣はリアルに振らなくても、手首のスナップしたり、突き出しただけでも攻撃できるが、そうしたリアルな動きは、あまりカッコよくない。そのため、他のプレイヤーから見た場合はカッコよく見えるように、キャラクターの動きはプレイヤーがどんな動きをしていても、アニメのキャラクターのようにカッコよく剣を振る動作などに変わっているという。
そうしたことで、その動きを見て自分もカッコよく動かないと、という意識が他のプレイヤーに生まれ、自然と実際に剣を振るようになったという。そうした、本気の動きをプレイヤーにさせ、リアリティーある体験を得られるというのも本作のイイところかもしれない。
そのプレイ中の様子は、以下の動画で確認してもらいたい。ちなみにつばさは、他の人とは面識はなく、このアクティビティで初めて一緒にプレイしている。だんだんと仲間意識が芽生える様子がお分かりになるだろう。