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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第274回

20cmの距離から120型に投射できる超短焦点プロジェクター「ProBeam」を活用するワザ

2018年04月21日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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PC・スマホの画面をワイヤレス表示!
マジックリモコンも使いやすい

 店舗では設定画面の撮影ができないので、大きな壁に投射するべくアスキーの会議室を使わせてもらうことになった。そこで、スーツケースに入れて大田区から手で運んだのだが、ちょっと重かった。営業マンが、出先でプレゼンがあるからと気軽に持って行くのは難しそうだ。しかし、そうは言っても本体は3kgなので、無理というわけでもない。普段は原価BAR五反田店に置いておき、イベント時だけ銀座店に持って行くという使い方はあり。友人宅でのホームパーティーを盛り上げるために、頑張って持参するのも可能だろう。

 白い壁に表示したところ、びしっと綺麗な長方形で表示されたのは一安心。やはり、超単焦点プロジェクターを写す場所には完全な平面を確保しておきたい。

プロジェクターをスーツケースに入れて持参した

本体とマジックリモコン

綺麗に表示できた

マジックリモコンをペアリングする

リモコンを動かしてポインタを操作できる

 「Screen Share」機能をオンにしておけば、いつでもPCやスマホから映像を映すことができる。Windows10なら、アクションセンターの「接続」を開き、HF85JGを選択すればいい。すぐに画面が表示され、わずかに遅延はあるが普通に操作できる。プロジェクターとHDMIケーブルで接続する必要がないので、取り回しがラク。PCを持っている者がプロジェクターの近くにいる必要がなく、自由度が高い。

 動画を再生したところ、問題なく表示された。本体には3Wのスピーカーが内蔵されており、音声も再生できる。ただし、ビジネス用途には使えるが、映画や音楽を鑑賞できるレベルではない。ホームシアターとして使うなら、別途スピーカーを用意した方がいいだろう。

「Screen Share」機能をオンにしておく

Windows10のアクションセンターから接続する

デスクトップが表示された

反応は良好で、音も内蔵スピーカーから再生される

設定画面。映像から音声、ネットワークまで多彩な項目が用意されている

 超単焦点プロジェクター「HF85JG」はすごかった。本当に、20cmの距離から120インチサイズの映像を投射できる。光源は明るく長寿命で、フルHD解像度を表示できるのも嬉しいところ。本体のボタンで操作するのは面倒だが、マジックリモコンでマウスみたいに操作できるので問題なし。これで、20万円前後であればお手頃に感じるほど。スクリーンの問題さえ、クリアできれば導入を検討したいところだ。

「HF85JG」は投射面を確保できれば、すぐにでも店に置きたいプロジェクターだった

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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