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山谷剛史の「アジアIT小話」 第153回

子供向けだがAndroid搭載 中国製スマートウォッチにいろんなアプリを入れてみた

2018年04月12日 12時00分更新

文● 山谷剛史

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文字入力は至難のワザ Bluetooth非搭載なので
ワイヤードのキーボードを接続

Facebookをインストールして表示させてみた

Facebookをインストールして表示させてみた

中国国外に出てTwitterをインストールしてみる

中国国外に出てTwitterをインストールしてみる

 筆者は「LINE」「Chrome」「TimeTree(スケジュール管理アプリ)」「Google SMSアプリ」「Google 日本語入力」に加え、ベンチマークの「Antutu」などをインストールした。中国向けAndroid製品なので、プリインストールされていないGoogle PlayやGoogle開発者サービスを入れることは難しく断念。

AntutuによるCPU表示

AntutuによるCPU表示

 Google IDが導入できないため、Google IDと連動させるアプリが利用できないのは痛い。たとえばURLでのカレンダー共有をする「Time tree」を中国国外で使えば、Googleカレンダー→Time treeで自動同期させて、本機に通知を飛ばすことが可能となる。

QWERTYキーは女子にも厳しい

QWERTYキーは小さすぎて女子にも厳しい

フリック入力でも厳しい

フリック入力でも厳しい

 Androidなのでこの恐ろしく小さな画面で理屈上QWERTY入力ができるわけだが、これはもう米粒に絵を描く絵師の気持ちというのだろうか、恐ろしく神経をすり減らす。なるほど、世の中のスマートウォッチが大きい理由が理解できた。

 入力しなければストレスが減るのだが、サービスの利用でIDなどの文字入力が必要なことがあり、特に入力した文字が表示できないパスワード入力作業は、難し過ぎてただただ笑うしかない。

 Bluetooth非対応なのでホストケーブルを使い、キーボードをつないで入力するのが現実的だ。このスマートウォッチで文字発信をしてチャットをさせる行為はもはや罰ゲームでしかない。

2時間で切れるバッテリーなど
本気で使うにはやや厳しい面も

antutuベンチマークを起動

antutuベンチマークを起動

ベンチマークの結果

ベンチマークの結果

 ところでAntutuのベンチマークスコアは30641。この数値はユーザーの1%を上回っているということだったので、Androidデバイスとしては下位2%程度の性能のようだ。

 本気でいろいろ動かすには当然諸々スペックが不足するし、熱暴走をおこす(監視アプリはあるようなのだがそれが途中で落ちたようだ)。

 バッテリーも小さいので1時間半でバッテリー残量が50%を切ることもあるし、充電を忘れて寝落ちをしたらバッテリーが切れる。

イベントで製品をつけたあやらさんとゲストの女性ドライバー塚本奈々美さん

イベントで製品をつけたあやらさんとゲストの女性ドライバー塚本奈々美さん

意気揚々と使ってはみたものの……

意気揚々と使ってはみたものの……

 冒頭で書いた、スマートウォッチを欲しがってたあやらさんは、「頭文字D公式カフェ D‘z ガレージ」の主催するイベント「D‘zガレージ2周年感謝祭」内で同製品を着用。

 すると、Twitterアカウントに当日の写真を多数上げたため、多数のRTの通知がスマートウォッチに入り、熱暴走したうえに2時間でバッテリーが切れてしまった。

 動かせることに意義があるというか、apkインストールできるおもちゃとして、自虐ネタと中華ガジェットが好きな人ならば自慢できる製品だと感じた。


山谷剛史(やまやたけし)

著者近影

著者近影

フリーランスライター。中国などアジア地域を中心とした海外IT事情に強い。統計に頼らず現地人の目線で取材する手法で,一般ユーザーにもわかりやすいルポが好評。書籍では「新しい中国人~ネットで団結する若者たち」(ソフトバンク新書)、「日本人が知らない中国インターネット市場」「日本人が知らない中国ネットトレンド2014」(インプレスR&D)を執筆。最新著作は「中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立 」(星海社新書)。

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