PUBG対決中は来客数が多くなりすぎ入場規制に
江尻氏が突発的なトークショーを開催
ステージがPUBGで盛り上がっていた時間帯は、ちょうど来場者数が増えた時間帯でもあり、残念ながら入場規制が行なわれていた。そのためか、ステージ外にある体験コーナーでDeToNator代表の江尻氏とAVA運営プロデューサーである井上氏による突発的なトークショーが行われるといったサービスがあった。ちなみにPUBGの中継は体験コーナーのモニターでも視聴できるようになっていたため、ステージ外でもしっかりと観戦できた。
ドン勝やカーレースのタイムアタックでマウスパッド
AVA勝負でウェブマネープレゼントなど体験コーナーも大盛況
混んでいたのはステージだけではなく、体験コーナーも同じ。サイコムが行なっていたPUBG体験コーナーでは、ドン勝、つまり最後の1人にまで生き残ることができると、DeToNatorのマウスパッドがもらえるというチャレンジが開催されていた。実は最初は純粋にPUBGを楽しんでもらうコーナーだったのだが、せっかくのドン勝ならば何かプレゼントをということで急きょ決まったものだ。そのため、ポスターも手作り感あふれるものとなっていた。
15時頃に何名くらいがドン勝できたのかを聞いてみたところ、少なくとも5名ほどはドン勝できたとのこと。簡単にドン勝といっているが、最後の1人になるのは実力もさることながら装備や安全地帯運にも左右されるため、やり込んでいる人でも狙うのはかなり難しい。にもかかわらず、これだけの人数がプレゼントをゲットできていたというのだから驚きだ。
同じくマウスパッドのプレゼントで人気を集めていたのが、ゲーミングチェアのDXRACER。同社の「ドライビングシミュレーターCOMBO300」のデモを兼ねたもので、規定時間内に走ればプレゼントがもらえるという企画だ。会場にはゲーミングチェアが各モデル用意されていたこともあり、試しに座っている人も多かった。
DeToNatorのメンバーへとチャレンジできるAVAのコーナーは、腕を試そうとする来場者で人だかりができていたコーナーだ。チャレンジで500円のウェブマネー、勝利するとさらに500円分がもらえるということもあり、次々と挑戦者が名乗りを上げていた。女性の参加者もかなり多く、中にはプロに撃ち勝つほどの腕前の人もいた。
面白かったのが、ASUSによるDeToNatorメンバーと一緒に写真が撮れるというパネル。キメ顔のメンバーパネルの間に入って記念撮影してもらえるもので、まるでDeToNatorの一員になったかのような写真が撮れるというものだ。ちなみにこの撮影した写真をTwitterに投稿すると、オリジナルストラップがプレゼントされていた。
なお、ステージに登壇しないDeToNatorのメンバーは、代表の江尻氏も含め全員が時間の許す限りこちらの体験コーナーに出てきていて、気軽に記念撮影やサイン、ゲーム話などに応えていた。ステージのあるイベントとなるとどうしてもファンとの距離が出てしまうものだが、気軽に交流できるというのがファンにとってうれしい時間となっていたようだ。
プロゲーマーからメーカーまで集めた
eスポーツについて熱く語るスペシャルトークショー
さて、話をステージに戻そう。続いてのプログラムは、DeToNator代表の江尻勝氏、メディアコンテンツ研究家の黒川文雄氏によるeスポーツについてのスペシャルトークショーだ。主な内容は、ハードウェアメーカー、ゲームメーカー、そして現役のプロゲーマーから現場の声を聞くといったもので、テーマに沿って、それぞれ参加者に思いのたけを語ってもらっていた。
テーマは多岐にわたっていたが、そのうちのひとつ「日本のeスポーツに足りないものは?」というのが非常に興味深かった。「他に負けないようなものにしたい」(ASUS 佐藤氏)、「世界大会に行ける日本予選、高額な賞金のでる大会が少ない」(NVIDIA 谷口氏)、「協賛してくれる企業が増えて、色々な大会が開催されてほしい」(AVA運営 井上氏)、「eスポーツを楽しむ人、ゲームが楽しいと思える人がもっと増えてほしい」(DeToNator YamatoN選手)、「ゲームは遊びという意識ではなく、もっとスポーツ観戦と同じように楽しめるようになってほしい」(DeToNator するがモンキー選手)といったように、日本ではまだeスポーツが浸透していないということを懸念している意見が多かった。
なお、このトークショーに参加した人たちは立場は違えど皆、大会やイベントの開催、協賛、参加など、eスポーツの普及に尽力している人達だ。それだけにこれらの努力が実り、eスポーツがメジャーな存在へと大きくなっていくことに期待したい。
これ以外にも、「それぞれのプロフェッショナルの定義」「2024パリ・オリンピック eスポーツの未来は?」「YouTuberを超えろ!プロのゲーム実況者プレイヤーを目指すキミに!」など、興味深いテーマが続いていた。それぞれの本音が語られていただけに、気になる人はぜひイベント動画でチェックして欲しい。