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Cortana、Skypeにも使っている内部インフラ技術をOSSにした狙いとは

MS、AzureのPaaS基盤「Service Fabric」をオープンソース化

2018年03月15日 13時00分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

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 マイクロソフトは米国時間2018年3月14日、Microsoft Azureのマイクロサービスプラットフォーム/コンテナーオーケストレーター「Azure Service Fabric」をオープンソース化すると公式ブログで発表した。今後数カ月のうちに、Service Fabricの開発プロセスをGitHub上のオープンプロジェクトに移行する計画だ。

 Service Fabricは、様々なアプリケーションをホストするマイクロサービスプラットフォームであり、コンテナーのパッケージ化・デプロイ・管理を行うマネージドのコンテナーオーケストレーターでもある。Azure上だけでなく開発マシンやオンプレミス、他社クラウド上でも動作する。

Service FabricはAzure上だけでなく開発マシンやオンプレミス、他社クラウド上でも動作する

 Service Fabricはまた、Azureそのものの内部インフラやPaaS基盤に使われており、例えば、Azure SQL Database、Azure Database for MySQL/PostgreSQL、Azure Cosmos DB、Azure Event HubsなどのPaaSはService Fabricを基盤に構築されている。Azure以外にも、Power BI、Bing Cortana、Intune、Skype for BusinessなどのマイクロソフトサービスがService Fabric上に構築されている。

 今回マイクロソフトは、Service Fabricをオープンソースプロジェクト化し、開発とプランニングのプロセス全体をGitHubへ移行してコミュニティと共同で開発を進めていく計画を発表した。現時点では、Linux用のService FabricのレポジトリがGitHub上に公開されている。今後、Windows用のレポジトリや、CIパイプラインなどService Fabricのすべてのソースコードを公開していく予定だ。

オープンソース化は顧客の要望

 今回Service Fabricをオープンソース化した理由について、ブログでは、これまでAzure内部で大規模分散アプリケーション基盤として活用してきたService Fabricが、2015年に外部サービス向けに提供を開始して以降、顧客のミッションクリティカルな大規模アプリケーションのインフラとして使われるようになったことを挙げている。自社のミッションクリティカルアプリケーションが依存するプラットフォームについては、自社が開発と開発方向性の決定に関わりたいという顧客からの要望を受けて、Service Fabricの開発全体をオープンソースプロジェクトに移行する。

 すでに、2017年にService FabricのLinux版をリリースした時点からオープンソース化する計画が動いており、2017年からサービスの一部機能やASP.NET Core統合ライブラリなどService Fabricの一部のソースパーツを段階的にGitHubで公開してきたとする。Service Fabricの開発全体がオープンソースプロジェクトに移行したあとも、マイクロソフトによる新機能追加、バグ修正、サポートは引き続き提供する。

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