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T教授の「戦略的衝動買い」 第470回

世界最小4G LTEスマホ「Jelly Pro」(技適取得版)を衝動買い

2018年02月28日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授、編集●編集部ハシモト

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操作性と視認性、バッテリーの持ちが弱点

 Jelly Proのような超小型のスマホの場合、基本的に問題点は3つ。1番目は超小型サイズゆえの大人の指先での操作性。2番目は超小型サイズゆえの小さなスクリーン上での視認性。そして3番目は超小型サイズゆえのバッテリーの持ちだ。

 1番目の解決方法は、本体での入力を極小化して主にビュワーとして利用するか、入力が多いEメールなどでは外付けキーボードを使用する。

 2番目の解決策は、スクリーンを臨機応変にピンチイン・ピンチアウトすることで回避する。

 3番目の解決策はUSBモバイルバッテリーを常時持って“空中給油”することだろう。

気になるバッテリーの持ちだが、最高に画面を明るくして使ってみた

気になるバッテリーの持ちだが、最高に画面を明るくして使ってみた

使用可能時間は7時間くらい。感覚的なものと合致していた

使用可能時間は7時間くらい。感覚的なものと合致していた

 実際の内蔵バッテリー(950mAh)の持ちだが、比較的バッテリーを食うディスプレーを常時最高に明るく設定して、スクリーン内蔵ユーティリティーでは7~8時間という感じだった。省電力モードを使えばもう少し駆動時間を伸ばせるかもしれない。

 一般的に大きなサイズのスマホが主流の現代では、小さいと弱点が目立つが、Jelly Proは超小型サイズにも関わらずnanoSIMスロット2個に加えて、昨今のスマホではなくなりつつある256GBまでのmicroSDカードを扱えるスロットが1個サポートされている。

USBケーブルでパソコンと直結して大きなデータのやり取りができるのは便利だ

USBケーブルでパソコンと直結して大きなデータのやり取りができるのは便利だ

 microUSBケーブルでJelly Proとパソコンを接続することで、パソコンとJelly Proとのデータのやり取りも極めて簡単だ。

ガラケー時代の遺産的ストラップを便利に使える本体フック付きだ

ガラケー時代の遺産的ストラップを便利に使える本体フック付きだ

 さらにうれしいことに、小さなJelly Proは携帯ストラップのフックが本体内部に用意されている。

 またしても三角オープナーの力を借りなければならないが、裏ブタを外しさえすればガラケー時代の懐かしいチープなストラップを簡単に取り付けられる。

工夫を楽しめるウルトラ・ガジェット

ちょっとクラシカルなデザインのJelly Proは古い腕時計ともぴったりだ

ちょっとクラシカルなデザインのJelly Proは古い腕時計ともぴったりだ

Jelly Proは、どこでも持ち歩ける固定電話機型スマホ「ホムテル3G」と同様、スマホワールドの一翼を担う“どこにでも入る極小超軽量4G LTEスマホ”だ

Jelly Proは、どこでも持ち歩ける固定電話機型スマホ「ホムテル3G」と同様、スマホワールドの一翼を担う“どこにでも入る極小超軽量4G LTEスマホ”だ

 Jelly Proは久し振りにスマホワールドに登場した極小4G LTEスマホのウルトラ・ガジェットだ。

 リッチでハイパフォーマンスのスマホに慣れた身には、小さいがゆえにいろいろ我慢したり工夫を凝らさないと同じようには使えないかもしれないが、これほど工夫の楽しいスマホも久し振りだ。

 すでに大人気なのか、本来なら1万5000円でお釣りがくるJelly Proだが、今はプレミア価格になっているウェブ通販サイトも多い。

 国内で125ドル(1万3000円程度)近辺で見つけたら迷わずポチるべきアイテムだ。

Jelly Proのスペック
本体サイズ 幅43×奥行き13×高さ92.4mm
重量 60.4g(バッテリー込み)
カラー スペースブラック/スカイブルー/パールホワイト
OS Android 7.0
CPU クアッドコア 1.1GHz
メモリー 2GB
ストレージ 16GB
バッテリー 950mAh
ディスプレー(解像度) 2.45インチ(240×432ドット)
カメラ(メイン/サブ) 800万画素/200万画素
ビデオ 1080p
SIM デュアルスロット(nanoSIM×2)
microSD 1スロット(最大256GB)
Wi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n
Bluetooth 搭載(Ver4.1)
GPS 搭載
FMラジオ 搭載
充電端子 microUSB
T教授

今回の衝動買い

アイテム:
Jelly Pro

価格:アマゾンにて約1万5000円で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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