操作性と視認性、バッテリーの持ちが弱点
Jelly Proのような超小型のスマホの場合、基本的に問題点は3つ。1番目は超小型サイズゆえの大人の指先での操作性。2番目は超小型サイズゆえの小さなスクリーン上での視認性。そして3番目は超小型サイズゆえのバッテリーの持ちだ。
1番目の解決方法は、本体での入力を極小化して主にビュワーとして利用するか、入力が多いEメールなどでは外付けキーボードを使用する。
2番目の解決策は、スクリーンを臨機応変にピンチイン・ピンチアウトすることで回避する。
3番目の解決策はUSBモバイルバッテリーを常時持って“空中給油”することだろう。
実際の内蔵バッテリー(950mAh)の持ちだが、比較的バッテリーを食うディスプレーを常時最高に明るく設定して、スクリーン内蔵ユーティリティーでは7~8時間という感じだった。省電力モードを使えばもう少し駆動時間を伸ばせるかもしれない。
一般的に大きなサイズのスマホが主流の現代では、小さいと弱点が目立つが、Jelly Proは超小型サイズにも関わらずnanoSIMスロット2個に加えて、昨今のスマホではなくなりつつある256GBまでのmicroSDカードを扱えるスロットが1個サポートされている。
microUSBケーブルでJelly Proとパソコンを接続することで、パソコンとJelly Proとのデータのやり取りも極めて簡単だ。
さらにうれしいことに、小さなJelly Proは携帯ストラップのフックが本体内部に用意されている。
またしても三角オープナーの力を借りなければならないが、裏ブタを外しさえすればガラケー時代の懐かしいチープなストラップを簡単に取り付けられる。
工夫を楽しめるウルトラ・ガジェット
Jelly Proは久し振りにスマホワールドに登場した極小4G LTEスマホのウルトラ・ガジェットだ。
リッチでハイパフォーマンスのスマホに慣れた身には、小さいがゆえにいろいろ我慢したり工夫を凝らさないと同じようには使えないかもしれないが、これほど工夫の楽しいスマホも久し振りだ。
すでに大人気なのか、本来なら1万5000円でお釣りがくるJelly Proだが、今はプレミア価格になっているウェブ通販サイトも多い。
国内で125ドル(1万3000円程度)近辺で見つけたら迷わずポチるべきアイテムだ。
| Jelly Proのスペック | |
|---|---|
| 本体サイズ | 幅43×奥行き13×高さ92.4mm |
| 重量 | 60.4g(バッテリー込み) |
| カラー | スペースブラック/スカイブルー/パールホワイト |
| OS | Android 7.0 |
| CPU | クアッドコア 1.1GHz |
| メモリー | 2GB |
| ストレージ | 16GB |
| バッテリー | 950mAh |
| ディスプレー(解像度) | 2.45インチ(240×432ドット) |
| カメラ(メイン/サブ) | 800万画素/200万画素 |
| ビデオ | 1080p |
| SIM | デュアルスロット(nanoSIM×2) |
| microSD | 1スロット(最大256GB) |
| Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n |
| Bluetooth | 搭載(Ver4.1) |
| GPS | 搭載 |
| FMラジオ | 搭載 |
| 充電端子 | microUSB |
今回の衝動買い
アイテム:
Jelly Pro
価格:アマゾンにて約1万5000円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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