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「VxBlock System 1000」で4種のストレージ/2種のサーバーを選択/混載可能に

Dell EMC、1システムで多用途に対応の「VxBlock」新モデル発売

2018年02月26日 06時30分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 デルとEMCジャパン(Dell EMC)は2018年2月23日、コンバージドインフラ(CI)製品の新モデル「Dell EMC VxBlock System 1000」の提供を開始した。従来モデルとは異なり、単一システムで4種のストレージ(Unity、VMAX、XtremIO、Isilon)と2種のサーバー(ブレード/ラックマウントサーバー)から選択/混載できるようになり、高いスケーラビリティを確保しただけでなく幅広いワークロードに最適化できる。

「Dell EMC VxBlock System 1000」の概要

EMCジャパン コンバージドプラットフォーム&ソリューション事業部 vArchitectシニアマネージャーの三邉祥一氏

ストレージ、サーバーが選択可能になり多様なワークロードに対応

 発表会に出席したEMCジャパン vArchitectシニアマネージャーの三邉祥一氏は、新製品であるVxBlock 1000と従来モデル(VxBlock 350/540/740)の大きな違いについて「ストレージやサーバーの選択肢があること」だと説明した。

 従来のVxBlockでは、モデルごとに搭載するSANストレージ製品が決まっており、VxBlock 350にはUnity、540はXtremIO、740はVMAXを、それぞれ搭載していた。さらに、Isilonに関しては追加オプション(Technology Extention)として利用するかたちとなっていた。

 「これまでのモデルではSANストレージがコアになっていた。そのため、VxBlockを導入する顧客に要件を聞き、どのストレージがいちばんフィットするかを考えてモデルを選ぶということが行われていた」(三邉氏)

 サーバーについても同様で、従来のVxBlockはCisco UCS Bシリーズブレードサーバーで構成されており、よりコンピュートパワーが必要な場合は、Technology Extentionとしてラックマウントサーバー(Cisco UCS Cシリーズ)を追加するかたちだった。

 今回のVxBlock 1000ではこうした制約を取り払い、柔軟性と拡張性を高めている。前述のとおり4種のストレージと2種のサーバーから選択し、混載することが可能となり、ワークロードに最適な構成を取れる。また、1システムに収容できるサーバー数が512台から最大800台へ、ストレージアレイ数も最大10台へと強化されている。

VxBlock 1000では4種のオールフラッシュストレージから選択できる。混載も可能

 さらに三邉氏は、複数の特性を持ったリソースプールを用意/共有し、ワークロードごとに最適なリソースを提供するという利用形態もできると紹介した。標準的(汎用的)なワークロードだけでなく、コンピュート/ストレージ/GPUリソースを特に必要とするようなワークロードに対しても、それぞれに適したリソースを割り当てられる。ワークロードの変化にも柔軟に対応が可能だ。

多様なストレージとサーバーを混載し単一のリソースプールを構成することで、多様なワークロードに適したリソースを割り当てられる(概念図)

 多様なワークロードを単一システムに集約できるようになったことで、無駄な予備リソースの発生を抑え、ラックスペースの削減や運用管理の効率化も実現する。Dell EMCでは「最大60%」のラックスペース削減を実現できるとしている。

これまでワークロードの特性に合わせて異なるモデルのvBlockを組み合わせ構成していたものを1システムに集約することで、ラックスペースが削減できる

 なおVxBlock 1000では、バックアップ/リカバリ(Avamar、Data Domain)やレプリケーション(RecoverPoint)のソフトウェアを統合した「Data Protection Suite」もインストール済みの状態で提供する(試用ライセンス付き)。

 また、VxBlockの管理/データ保護ツールである「AMP-VX」も強化され、単一のAMP-VXで最大8システムまで管理できるようになった(従来/最新VxBlockの両方に対応)。機能強化に伴い、AMP-VXそのものの冗長稼働もサポートしている。

 VxBlockの価格は個別見積もりとなる。

「HCIの認知が高まったことで、CIへの問い合わせも増えている」

 三邉氏は、Dell EMCではハイパーコンバージドインフラ(HCI)製品の「VxRail」や「XCシリーズ(Nutanixソフトウェア搭載)」を提供しており、これらの製品も非常に好調だが、「まだすべてがHCIに行くとは思っていない」と語った。ミリ秒単位の低レイテンシなストレージが求められるワークロードなどにおいては、やはりHCIよりもCIを選ぶ顧客は多いという。

 「HCIが流行り、認知され始めてから、CIへの問い合わせも増えている。CIの価値をあらためて認識いただいているのではないか」(三邉氏)

 従来モデルのVxBlockを導入している国内顧客10社への調査では、5年間のROI(投資対効果)は640%、また投資回収期間はわずか8カ月間という結果が出たという。今回のVxBlock 1000により、より高いROIが期待できるだろうと三邉氏は語った。

 なお新しいVxBlock 1000は、従来モデルがカバーしていた「下から上まで」(三邉氏)の領域をすべてカバーするモデルとなる。従来モデルから1000への移行を望む顧客に対するサポートも提供される。

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