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エレクトロラックス「PUREi9」はコード類や障害物を巻きこまない:

「ロボット掃除機のために床キレイにしなきゃ問題」ついに解決へ

2018年01月17日 16時15分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 ロボット掃除機最大の弱点ついに解決へ。

 エレクトロラックスが17日、ロボット掃除機「PUREi9」を発表しました。想定価格13万円前後、3月2日発売。カメラとレーザーで自己位置を推定し、障害物を認識することで、床に置かれた障害物やコード類を巻き込まずに掃除が可能。2.2cmまでの段差も乗り越えられます。

 部屋の地図を作りながら掃除をするマッピング機能も備え、効率的な清掃ルートで走行。ランダムに走って同じ場所を何度もくりかえし掃除するようなことはありません。

 デザインはパナソニック「RULO」と同じくおにぎりのような三角形の「トリニティシェイプ」。部屋の隅などインテリアに合わせた走行と掃除ができます。

 バッテリーは2時間で90%まで充電できる急速充電機能「ピットストップ」、運転時間に関係なく部屋全体がきれいになるまで継続して掃除をする機能「お掃除再開システム」を備えます。

 専用のアプリを使い、外出先からスマートフォンで運転予約などもできます。

 エレクトロラックスは今から17年前、2001年に日本で初めてのロボット掃除機「トリロバイト」を発売したメーカー。日本で初めてコードレススティック掃除機を発売したのもやはり同社です。国内の認知度は高いと言えませんが、新しいもの好きの間では知られるブランドです。

 同社が既存ロボット掃除機に関する調査をしたところ、ロボット掃除機利用者の約9割が掃除前に床上のものを片づけるなど準備をしており、ロボット掃除機のために片づけなければいけない問題にわずらわしさを感じていたそう。不満を解決するため17年ぶりに発売したのがPUREi9です。

 初めてロボット掃除機を使ったとき、MacBook Airの充電コードを巻き込みながら走行して大変な事態に陥ったことはよくおぼえています。障害物がある部分は掃除できないので片づけるに越したことはないのですが、予期せぬトラブルを避けるという意味でも重宝しそうです。高いのですが……


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書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。0歳児の父をやっています。Facebookでおたより募集中

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