さてさて、前々回は猫を上から撮る話、前回は屋根の猫を撮る話を書いたわけだが、悩ましいのが塀の上の猫である。
塀の上って猫にとてもふさわしくて、狭いブロック塀の上で昼寝してたり、バランス良くさっそうと歩いて行くさまはとても猫くさくてよいのだが、そんな微妙な高さにいる猫を、上から撮るか下から撮るか正面から撮るか横から撮るか、ときどき悩むのである。
冒頭写真は塀の猫を真正面から撮った写真。いい感じでカメラをニラんでくれたのでキリッとした写真になってくれた。
ちなみに同じ猫を下から撮ったのがこちらだ。
真正面から対峙した写真か、下から見上げていかにも塀の上っぽく撮った写真か。
正しい答えなんてないので、さっさと次へ行こう。
厳密にいえば塀ではないんだが、同じ猫を真横から撮るか真上から撮るか。そんなシチュエーションもたまにはあるのだ。
まずは横から。寒い冬の日、かろうじて日が当たる凹みに2匹の猫が寄り添って丸くなって寝てたのである。いやあ冬らしいよい光景ですな。
実はここ、この真上を道路が通っているのである。
そちらへ回って真上から撮ったのがこちら。カメラのモニターを開き、ガードレールから腕を伸ばして、なんとか真上から撮ってみた。
どっちも捨てがたい。上から見ると、アンモニャイトだかニャンモナイトだかが2つ並んでるのが面白いけど、横からの方が冬っぽさが出てるのだよなあ。
さらに行こう。
目の高さから撮るか下から撮るか。
とある夕暮れ、ブロック塀の角のとこにふさふさの長毛サバトラがいたのだ。
高い塀ではなかったのでファインダーを覗いてそのまま撮ったのがこちら。
でもちょっと塀の上感が足りないかなと思い、横へ回って、少し低い位置から撮りなおしたのがこちら。
ちょっと黄昏れ感も出てくれた。
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