最高設定は厳しいが標準設定ならだいたい動く
基本構成を見ていこう。エントリー向けな価格設定であるため、大半のゲームタイトルの最高設定ではなく、標準設定で楽しめる構成となっている。
主なスペック | |
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CPU | AMD Ryzen 5 1400(4コア/8スレッド) |
グラフィックス | Radeon RX 560(VRAM2GB) |
メモリー | PC4-19200 DDR4 8GB(4GBx2) |
ストレージ | 240GB SSD |
電源 | 500W 80PLUS BRONZE |
CPUについては過不足ナシだが、GPUがやや弱めとなっている。またVRAM2GBと少ないため、タイトルによっては厳しく、フルHDでのプレーを上限に考えておくといいだろう。
ベンチマークは3DMark v2.4.381、ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーターベンチマーク、CINEBENHC R15の3つを実行した。RadeonソフトウェアバージョンはCrimson ReLive Edition 17.11.1を使用している。
3DMARKは、Time SpyとFire Strike、Fire Strike Extremeを実行した。Time Spy ExtremeとFire Strike Ultraについては「Your hardware may not be compatble」、互換性ナシと表示されたので計測できていない。このあたりからも、最高設定で遊ぶ前提ではないのがわかる。とはいえ、計測できた結果からすると、標準設定であれば普通に遊べるスコアとなっているので、エントリー用としての性能はしっかり出ている。
次に、「ファイナルファンタジーXIV:紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を、最高品質で実行してみた。1920×1080ドットではギリギリ「とても快適」という判定になったが、平均フレームレートは約36fpsでオススメできず、1280×720ドットでならOKといった傾向だ。フルHDで遊びたい場合は、標準品質に落とすか、最高品質の状態から設定を下げていき、納得のいく設定を探るといいだろう。
また配信しながら遊びたい場合、最高品質/1280×720ドット/ウィンドウモードであれば、意外と遊べる。ただし、Radeonの配信機能を使用すると、VRAMが足りなくなる可能性大なので、ソフトウェアエンコード前提だが、CPUコア数の多さで乗り切ることになるだろう。
CINEBENHC R15はまずますのスコアで、コア数が多い分マルチスレッド性能は、価格からすると高い。CPUに強く依存するゲームタイトルは少なくなりつつあるが、マルチスレッドが効くタイトルは増えているため、遊ぶタイトルによっては、設定を上げられるだろう。