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セミナー・イベント情報@プログラミング+ 第20回

2017年11月12日(日)VR/ARビジネスと開発技法の最前線2017 Part.2

最新実機に触れながら開発ノウハウを学べる!! Windows Mixed Reality をフィーチャーした講義、今週日曜開催

2017年11月10日 18時00分更新

文● プログラミング+編集部

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VR技術体験が今まさにすべての人のものになろうとしている?

 その用途として「ゲームや映像を楽しむもの」というイメージを持たれている方も多いと思われる、VR(仮想現実)ヘッドセットなどの活用範囲が、デバイスと技術の著しい進化や入手しやすい価格帯の製品増加に伴い、デザイン・教育・医療など多くの産業分野へと今まさに拡がりを見せ始めています。

 特に注目したい動きは、マイクロソフトが普及を進めている、Windows Mixed Reality ヘッドセットの登場です。ヘッドセットそのものの登場に加え、2017年10月に提供されたWindows 10の最新アップデート “Windows 10 Fall Creators Update” を通じて、マイクロソフトはより多くのコンシューマー向けPCで、仮想現実をより気軽に体験できるようにサポートを進めています。

 これはつまり、ハイスペックな対応ゲーミングPCなどを必要とすることなく、我々が家庭やオフィスで日頃使用しているPCを用いて、VR/AR/MRといった技術にグッと触れやすくなっていることを意味します。体験への敷居が一段と低くなったことが、あらゆるビジネスにおいてその導入検討を加速させていく。そうであるのならば、これからVR/AR/MR技術は様々な産業へどのような影響を与えうるのかを考えるのは、今まさに旬なトピックだと言えます。

 こうした背景を踏まえ、これまではあまりVRなどの技術へ関心をお持ちでなかった方にも、是非この分野の可能性を知っていただきたいという思いから、2017年11月12日(日)に東京・飯田橋にて、角川アスキー総合研究所はリアル講座『VR/ARビジネスと開発技法の最前線2017 Part.2』を開催いたします。

 今年4月の開催に引き続き講師を務めるのは、Oculus Japan Teamを立ち上げ、現在のVR/AR/MRムーブメントを常にリードしてきた、近藤 “GOROman” 義仁 (@GOROman) 氏(株式会社エクシヴィ 代表取締役社長)。またゲスト講師として、日本マイクロソフト株式会社のテクニカルエバンジェリストである高橋 忍氏の登壇も決定いたしました。

 講座においては、なかなか知る機会の少ないVR先進諸国の最新事情から、実機を用いたデモンストレーション、対応コンテンツ開発における実践的ノウハウまで分かりやすく知っていただくことができます。

 現状スマートフォンが優勢を占める企業・ブランドと顧客のデジタルなタッチポイント(接点)や、体験を通じてしか学ぶことのできない研修や危機管理体験など、これからVR/AR/MRが変化させていく可能性を秘めたビジネス用途は多数考えられます。こうした最新事情と今後の可能性へ、本講座で是非触れてみてはいかがでしょうか。ご参加いただきやすい週末日曜13時からスタートの本講座へ、より多くのご参加をお待ちしております。

2017年11月12日(日)開催講義概要について

VR/ARビジネスと開発技法の最前線2017 Part.2

  • 日時:2017年11月12日(日)13:00 開演 19:00 終了予定
  • 会場:角川第3本社ビル(東京都千代田区富士見1-8-19)
  • 講師:近藤 “GOROman” 義仁 氏(株式会社エクシヴィ 代表取締役社長)
  • ゲスト講師:高橋 忍 氏(日本マイクロソフト株式会社 テクニカルエバンジェリスト)
  • 進行:遠藤 諭(株式会社角川アスキー総合研究所 取締役主席研究員)
  • 参加費:1万8900円(税込)
  • 詳細情報・参加お申込みhttp://lab-kadokawa36.peatix.com/

講義アジェンダ

1.『世界のVR/AR/MRビジネス最前線』
VR/AR/MR技術を活用したビジネスにおいて先を行く、中国深セン・上海・北欧フィンランド、また最近急速に注目され出しているエストニアのVRコミュニティを実際に視察してきた講師が、現地におけるVR/AR/MRの盛り上がりやビジネス事情について、その最新状況をお伝えします。また開発者のあいだで話題を集めている、フィンランドVarjo社の超高解像度HMD体験についてもお話します。

2.『最新のVR/AR/MR基礎知識』
VR/AR/MR技術の基本から最新のVRデバイス “Windows Mixed Reality ヘッドセット” まで、実機デモンストレーションを交えながらわかりやすく解説します。

3.『VR/AR/MRコンテンツ開発、運用の落とし穴とその対策』
コンテンツ開発における基本の技法から、最新デバイスでの開発方法と対策、実際に体験展示、運用する際のコツについて知見をシェアします。

4.『実践Windows MRコンテンツ開発』
ゲームエンジンであるUnityを用いながら、Windows Mixed Reality ヘッドセットによるコンテンツを実際に開発する手法を学びます。

5.『登壇者トークセッション:VR/AR/MRの未来』
Windows Mixed Reality ヘッドセットの登場で、今後の未来はどう変わるのか。質疑応答も交えながら、ビジネスのターゲットも含めて、VR/AR/MRの未来について登壇者による対談を行います。

※講義内容は変更になる場合があります。

講師プロフィール&メッセージ

近藤 “GOROman” 義仁 (株式会社エクシヴィ 代表取締役社長)

ゲームプログラマとして大学を中退し上京。PlayStaion/2/Xbox等のコンシューマタイトル制作に関わり、描画エンジン・アニメーションエンジン等を開発。2012年Oculus Rift DK1に出会い、自らVRコンテンツの開発を行いVR普及活動をはじめる。2010年株式会社エクシヴィを立ち上げ代表取締役社長となる。並行して2014年からOculus Japan Teamを立ち上げ、Oculus VR社の親会社であるFacebook Japan株式会社に所属。国内パートナー向けに技術サポート、数多くの講演を行う。現在はエクシヴィにてVRコンテンツ開発を行っている。個人でも”GOROman”として、VRコンテンツの開発、VRの普及活動を広く行っている。代表作はMikulus, Miku Miku Akushu,「初音ミク VR Special LIVE -ALIVE-」ロート デジアイ,DMM GAMES VR × 刀剣乱舞ONLINE 三日月宗近Ver.など多数。

高橋 忍(日本マイクロソフト株式会社 テクニカルエバンジェリスト)

日本マイクロソフトでテクニカルエバンジェリストととして、主にクライアントアプリケーション開発技術を中心に啓もう活動を行う。特にWindows 10のアプリ開発やMixed Reality、またUI/UX技術に加えて最近はクラウド技術にいたるまで、セミナーやハンズオン、もしくは各種案件を通じて開発者のための支援活動を続けている。

【高橋氏からのメッセージ】日本でHoloLensが発売されてから、コミュニティの盛り上がりはもちろん、多くの企業様でこの新しいデバイスと技術が注目されています。実際に私も様々な企業様とお話をして、すでに数多くの分野やプロジェクトで開発が進められています。先日は日本からもマイクロソフトの Micxed Reality 認定パートナーが発表されました。このセミナーを通じて講師の近藤氏と一緒に、日本と世界での状況や技術について私が知っている限りの情報をお話ししたいと思っています。

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