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セミナー・イベント情報@プログラミング+ 第27回

賞金総額100万円、2021年2月21日(日)〆切

まだ間に合う! SDLアプリコンテストに応募しよう!!

2021年02月09日 09時00分更新

文● プログラミング+編集部

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カーナビ画面でアプリを使えるとしたら何する?

SDLアプリコンテスト2019の表彰式のようす

 SDLとは、カーナビなどクルマの車載機で動作するアプリを開発するための国際標準規格。国内ではトヨタをはじめとした主要メーカーが参画、対応機器を標準搭載したクルマの販売もはじまっている。このSDLアプリの開発を競うコンテスト「SDLアプリコンテスト2020」が、2021年2月21日(日)〆切で開催中だ。

 「〆切、すぐじゃん」と思われるかもしれないが、SDLの機能を生かしたアイデア重点の作品も評価される。もちろん、デザインや使い勝手などを含めた完成度が高いにこしたことはないが、製品化のためのコンペではないのでプロトタイプの動作動画があれば応募できる。

 コンテストの特徴をまとめると以下のようになる。

 ・賞金総額100万円(グランプリ作品50万円)

 ・クルマの情報を読み取ったアプリケーションが作れる

 ・すでに動作中のスマホアプリのSDL対応での応募も歓迎

 ・2020年のバージョンアップでJavaScriptでの開発が可能に

 これに加えて、コンテストに参加するメリットとして100年に1度の変革期にあるといわれるモビリティの世界に触れてみるよい機会となる。3月8日(日)にオンラインで開催される最終審査会では、自動車メーカー関係者も審査員となり質疑応答などのやりとりを予定している。

Webベースのシミュレーターによるテスト環境が用意されている

SDL対応の車載機はトヨタの主要車種などではじまっている。写真はスズキのハスラー

 さまざまな社会課題を解決するためのアプリ、MaaSなど未来のモビリティを想定したアプリ、音楽や子ども、地図機能など個人のカーライフを楽しく便利にするアプリ。さらには、業務効率化や駐車場サービス、保険や福祉などクルマに関するあらゆるテーマが考えられる。これらは、4輪だけでなく2輪のバイクも対象としている。

 それらは、スマートフォンでも実現されつつある領域だが、カーナビなどの画面や音声を使ってより安全に行えるのがSDLなのだ。過去2回開催された応募作品にどんなものがあったか? 以下の記事をご覧いただきたい。ほぼ一発芸に近いものでもSDLを生かしたカーライフを楽しく、便利にするものならOKだ。

 「これまでのSDLアプリコンテストでの優秀な作品を振り返る!」(https://ascii.jp/elem/000/004/022/4022996/

 また、これからSDLアプリ開発をはじめたい人は、次の記事が参考になる。クラウドベースの便利な開発環境があることや現状での開発のポイントや注意点、必要な情報ソースも紹介している。

 「総額100万円コンテストに挑戦! SDLアプリ開発スターターガイド 2021」(https://ascii.jp/elem/000/004/041/4041405/

 このスターターガイドの記事を執筆していただいた株式会社アナザーブレインの久田智之氏が、簡単にSDLアプリを実験的につくれる環境を公開している。一般的なSDLアプリ開発とはちょっと違ったアプローチだが、子どものプログラミング環境とクルマの関係も面白い。

 DriDrin(スクラッチ風に、SDLアプリを開発できる環境。https://youtu.be/9kMjqnmSqGghttps://dridrin.github.io/dridrin-blocks/

 コンテストの最終審査会&表彰式は、2021年3月8日(月)に、暦本純一氏(東京大学情報学環教授)を審査委員長に、川田十夢氏(AR三兄弟長男)、岩貞るみこ氏(モータージャーナリスト・作家)、SDLコンソーシアム日本分科会担当者を審査員、池澤あやかさん(タレント/エンジニア)を司会にオンラインで開催予定だ。

 この記事を執筆時点でSDLアプリコンテストの〆切まで2週間を切っているが、先に触れたようにSDLの特徴を生かしたものであれば必ずしもハードルは高くないので、興味のある方は、以下の公式ページをご覧のこと。

 SDLアプリコンテスト2020(https://sdl-contest.com/

SDLアプリコンテスト2020公式ページ

SDLアプリコンテスト 開催概要

■コンテスト名称:「クルマとスマホをなかよくする SDLアプリコンテスト2020」
■主催:SDLコンソーシアム日本分科会、SDLアプリコンテスト実行委員会(事務局:角川アスキー総合研究所)
■応募締切:2021年2月21日(日)24:00
■募集内容:エミュレーターか開発キット上で開発したSDL対応アプリ(既存アプリのSDL対応、新規開発)
■募集対象:年齢、性別、国籍等不問。個人・チームどちらでも応募可
■応募方法:プレゼンシートと動作解説動画をWebフォームで応募
■審査:審査員が新規性、UX・デザイン、実装の巧みさ等で評価
■最終審査会:2021年3月8日(月)、オンラインにて開催予定
■グランプリ:賞金50万円+副賞
■特別賞(最大5作品):賞金各10万円
■公式サイト:http://sdl-contest.com/

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