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宇宙空間を自由自在に動き回れる!「機動戦士ガンダム 戦場の絆VR PROTOTYPE Ver.」体験レポート

2017年11月08日 13時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●ジサトラ ハッチ

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 戦場の絆VRを体験する際には地球連邦軍、ジオン公国軍のどちらかを選んでプレイすることになりますが、勝利条件は異なっています。地球連邦軍は目標地点まで味方戦艦を守り切ること、ジオン公国軍はシャア専用ザクの対艦ライフルで敵戦艦を破壊すること(5回攻撃すること)が勝利条件です。言い換えれば、地球連邦軍はシャア専用ザクを優先的に倒すこと、ジオン公国軍はシャア専用ザクを守ることが目的となります。

 地球連邦軍には白い悪魔ことRX-78 ガンダムとガンキャノンが3機、ジオン公国軍には赤い彗星が乗るシャア専用ザクと旧ザクが3機配備されています。ガンダムは強力なビームライフルを装備していますが、10発までという弾数制限があります。シャア専用ザクは対艦ライフルを装備していますが、発射にはタメが必要で、タメの間に攻撃されるとキャンセルされてしまいます。

 どちらの陣営のエース機体も勝利のカギを握っていますが、その扱いはなかなか難しいです。初プレイ時はガンキャノン&旧ザクを選び、エース機体は歴戦の勇士(経験者)に譲ったほうがいいですね。

というわけで、ジサトラ ハッチ(左)と共に戦場へ!

筐体は割とピタッとフィットする形でやや狭く、185cmの巨体のワタシにはちょっと足元が狭かったです

ブースには大型ディスプレイが設置されており、戦いの模様をリアルタイムに観戦できます

 HMDをかぶって戦場の絆VRの宇宙空間に飛び込んだ時には、映像の美しさに思わずため息を漏らしてしまいました。本作では、登場するモビルスーツや戦艦などの3Dデータは作り直しに近いレベルのディテールアップが施されており、現在のVRコンテンツ最高レベルのグラフィックが眼前に広がります。

 筐体に使用されているクライアントPCは非公表ながらハイスペックなグラフィックボードが搭載されており、モビルスーツ、戦艦、構造物の破片が無数に飛び交っているシーンでも毎秒90フレームを下回ることはないそうです。VRに慣れているせいもあるかもしれませんが、まったくVR酔いは感じませんでした。

 ゲームとしてはかなり難しい部類に入ると思います。フライトシューティングゲームではゲームパッドだけで操作可能なタイトルが多いですが、戦場の絆VRでは両手両足を駆使した複雑な移動方法をマスターしなければなりません。

 そのぶん操作方法に熟練すれば、宇宙空間を自由自在に舞えるようになるわけですが、ワンプレイでその域に達することはアムロ以外だと難しいでしょう。今回の体験会では連続2回プレイできましたが、それでようやくある程度思ったとおりに飛べるようになったというところです。

 攻撃がまたなかなか難しいです。ロックオンして攻撃しても必ず弾が当たるわけではありません。確実に命中させるには、うしろから追尾してお互い直線移動しているときに撃つなど、さまざまなテクニックを編み出す必要があります。格闘攻撃も比較的命中確率が高いですね。

プライベートでも通います!

 今はまだワンステージしかありませんが、それでも何度もプレイして、ニュータイプとしての覚醒を目指したくなる戦場の絆VR。プレイすればプレイするほどテクニックが向上するので、中毒性は非常に高いです。日本各地に常設されて気軽にプレイできるようになることはもちろんのこと、PlayStation VR版、VIVE版、Oculus Rift版の登場にも強く期待したいところ。可動式コックピットはさすがに買えませんが、専用コントローラーなら喜んで購入しますよ!

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