本連載をはじめるずっと昔から、筆者の部屋の中はいつもいろいろなモノが散乱し、何かモノを探し出すとなるといつも大騒ぎだった。
ケーブルやアダプター類、ボタン電池や雑誌などが常に自宅内行方不明になり、探すよりもウェブ通販の翌日便配達で買ったほうがどれだけ早いかわからない感じだった。
実際に、今まで何度も自室を探しても見つからず、明日は絶対にそれが必要なんてことがあって、Amazonやヨドバシ・ドット・コムの翌日配送や当日配送のお陰で助かったことが何度もあった。
これではイケないと自分でも反省し、年に1回くらいは大掃除を兼ねて断捨離するのだが、その程度では一向に追いつかない。
今年も夏頃にいよいよ混沌としてきた自室を大掃除しようと決めてすでに3ヵ月。今までの大掃除は、どこに何があったのかを再認識する定例訓練のようなものだったが、今回は、欲しいモノや探しているモノがどこに収納してあるのか一目瞭然に分かるようにしようという壮大な計画だ。
いろいろネットを調べてみて、今回、筆者が自室に導入を決めたのは、キングジムの「ニュートラルボックス」(Neutral Box)と呼ばれる、2014年に発売された収納ボックスだ。
スマホで中身を管理できる「ニュートラルボックス」

筆者がワンオーダーでは買えないくらい大人買いしたキングジム製のニュートラルボックス
筆者の購入したニュートラルボックスはLサイズ。ほかにXL、M、Sサイズがある。
いずれもスマホを使って内容物の写真を撮り、写真と収納ボックスの外部に自分で決めて書いた任意の3桁の番号を紐付け保存。
探しものがある時は、コレと思う収納箱の3桁の番号をアプリに入力し、表示された写真をチェックすることで収納ボックスの中のモノがひと目で分かるというシンプルな発想をハード(収納箱+スマホ)とソフト(専用アプリ)の組み合わせで上手く実現した商品だ。
都会のウサギ小屋風マンションの1室にある筆者の自室には長方向に3本の本棚を設置しており、天井までの隙間には、さまざまな商品の外箱や商品そのモノが無造作に積み上げられている。
見苦しい上に地震の多い東京ゆえ、我が家のワンコも上からの落下物を危険視してなかなか入ってこない有様だ。
そんな特殊な自室だが、今回は“見栄えの向上”、“安全性の向上”、“捜し物発見のスピード向上”の3点の向上改善を目指して、ニュートラルボックス8個を購入することを決めた。
しかし、あいにくなぜかヨドバシにもAmazonにもたった8個ほどの在庫がなく、結局3日ほど待ってヨドバシ・ドット・コムから8個全数をまとめてを衝動大人買いした。
実は、今回の自室内プロジェクトをはじめるにあたり、3つの異なるメーカーの収納ボックスを各1個ずつ購入してみたが、ニュートラルボックスがもっとも我が家の本棚と下り天井の空間にサイズがピッタリで、組み立て、分解が極めて簡単。
厚みがあって本体も強じん。何度も再利用することの多そうな本棚上収納ボックスにはピッタリの要件を満足していた。
キングジムはベースがICT系のテクノロジー製品を企画するとピントのズレた製品が多いが、この手の少しテクノロジーの香りのする事務用品を作ると天才的だ。

この連載の記事
- 第726回 タイムマネジャー+モバイルバッテリーの「Capsule Gravity」を衝動買い
- 第725回 12年目の3月11日に「6 in 1マルチツール付きLEDワークライト」を衝動買い
- 第724回 ポモドーロタイマー機能に惹かれ第2世代「Ticktime Cube」を衝動買い
- 第723回 キャッシュレス決済時代、最後の「ミニ財布」を衝動買い
- 第722回 小さい財布に夢破れ今度は「薄い財布」を衝動買い
- 第721回 キャッシュレス決済時代に「小さい財布」を懲りずに衝動買い
- 第720回 値ごろ感が出始めた「ポメラ DM250」を衝動買い
- 第719回 パソコン通信創成期を思い出して「音波通信体温計」を衝動買い
- 第718回 ネットともスマホとも連携しない“癒し系ロボット”「Eilik」を衝動買い
- 第717回 世界一クールだと思ったモバイルバッテリー「Storm2」を衝動買い
- 第716回 SwitchBot屋外カメラの駆動時間延長を期待し「SwitchBot屋外用ソーラーパネル」を活用
- この連載の一覧へ